最近はペットにいやしを求める方が増えましたね。
私も犬を2匹飼っているのですが、家族の一員、子供みたいな感じです。
長男よりいうこと聞きますし(笑
ところでアニマルセラピーって、聞かれたことはないですか?
アニマルセラピーは、厳密にいえば2つの定義があるのだそうです。
・動物介在療法
「人間に対する医療行為の中で、動物がある役割を果たす」というもので、専門家(医師・看護士・作業療法士・心理療法士など)が指揮をとり、動物を連れたボランティアの協力のもと治療を行うもの。
・動物介在活動
動物を連れたボランティアが、高齢者施設や障害者施設、児童施設などを訪問し、動物との触れ合いや芸の披露などのレクリエーションを行うなど。
それによって、生活の質(QOL)を向上させ、情緒的、教育的、身体的、そして時には治療的効果をもたらす機会を与えるもの。
具体的な動物によるいやしの効果は、次のようなものがあります。
【 生理的な効果 】
・リラックス、感覚刺激や反応の改善
・血圧やコレステロール値の低下、病気の回復
・神経や筋肉組織のリハビリ
【 心理的な効果 】
・リラックスさせて不安を減らす
・自信と意欲の回復
・感情表現の回復
・自尊心、責任感などの肯定的な感情が芽生え、心理的自立を促す
・子どもの情操教育(達成感、幸福感)
【 社会的な効果 】
・協調性が出る
・身体的、経済的な自立を促進
・言語の活性化
アニマルセラピーが期待できる動物には、「馬」「イルカ」「鳥」など、さまざまな動物が考えられますが、やはり代表的なのは犬や猫でしょう。犬や猫は、アニマルセラピーに多く貢献しています。
例えば、次のようなたくさんの事例も報告されているようです。
・自閉症ぎみの子どもが犬と暮らすようになって笑顔を取り戻した
・寝たきりで動く気力のなかったお年寄りが、猫をなでようとして手を伸ばした
・老人ホームへ犬を連れて行ったら、会話が増えたなど…
しかし、アニマルセラピーの効果は聞いたことあるけど、「犬や猫が飼えないマンションに住んでいる…」「家族に動物アレルギーの人がいる…」など、生活環境に無理がある方も多いと思います。
そういう場合は、熱帯魚や鳥、ハムスターなどの小動物を飼ってみてはどうでしょう。 仕草を見ているだけでも、ストレスが解消されるかもしれませんよ。
それも無理な方は、たまに空気が良い郊外に出かけて、野生の鳥を眺めてバードウォッチングなどもいいかもしれませんね。