先日の台風一過で、こちらはすっかり秋らしい気候になりました。
秋といえば、読書、芸術、スポーツなどと言われますが、食欲の秋もはずせません!
秋は果物などの食材が豊富なこともありますが、冬に備えて栄養を蓄える動物の本能かもしれませんね。しかし、最近は肥満や糖尿病を気にするあまり、無理な食事制限や過剰なダイエットをされる人が増えているようです。
気をつけたいことは、食事を抜くことで、不足したエネルギーを体内でおぎなうようになるため、骨格筋や骨にあるタンパク質が分解されます。これにより、筋肉や骨の量が低下することがあるのです。
このような状態が続くと、高齢になったときに運動神経の衰えや、骨折などをしやすくなることに…
そうならないためにも、肥満防止対策はバランスのよい食事と、適度な運動で解消するようにしましょう!
ちなみに、骨格筋や骨の材料となるタンパク質は、アミノ酸で構成されています。
アミノ酸には、必須アミノ酸と非必須アミノ酸がありますが、必須アミノ酸は体の中で合成できないため、食物から摂取しないといけません。
そこで、効率よく体外からアミノ酸をとるために参考にしたいのが、アミノ酸スコア。
アミノ酸スコアとは、必須アミノ酸が体にとって望ましい量に対して、どれくらいの割合で含まれるかを示す数値です。最高値は100で、数値が高いほど良質なタンパク質と呼ばれています。
次のような食材が、アミノ酸スコア100と言われています。
・牛肉(サーロイン)
・鶏肉(モモ」・ムネ・ひき肉)
・豚肉(ロースの脂身なし)
・羊肉(ロース)
・レバー(牛・鶏・豚)
・卵
・牛乳
・ヨーグルト(無糖)
・ベーコン
・プロセスチーズ
・大豆、納豆、豆腐
・魚類(アジ、イワシ、サケ、カツオ、マグロ、サンマ)
特に、魚にはカルシウムを促進するビタミンDが含まれ、大豆製品にはカルシウムや筋肉の収縮を調整するマグネシウムが含まれているのでおすすめです。
さらに野菜など、ビタミンを含んだ食材を加えて、煮る、焼く、揚げるなどの調理法を工夫して、バランス良い食生活を続けるとよいですね。