免疫力アップのポイント (その3)

明日で10月も終わり。朝晩は暖房器具が必要になりましたね。

「つらい季節になった…」という女性の方も多いのではないでしょうか?
ちなみに冷え症は女性に多い症状ですが、最近は男性や子供にも増えてきているのだそうです。

低体温症に気をつける

年齢や性別、体質で個人差はありますが、健康な方の平均体温は36~37度。低体温とは一般的に35.5度ちかくの状態。

「たった1度」でもこの差がとても怖いのです

体は熱を発生させることで、外からの細菌の侵入を防いだり、体内の細菌のバランスをとっています。しかし、体温が低下すると免疫機能に関係するリンパ球が活性化されずに細菌と戦えなくなり、カゼや感染症にかかりやすくなったり、アレルギーになるといわれいます。

免疫力の低下によって、次のような症状にかかりやすくなるようです。

■ ガンを発症しやくすくなる

ガン細胞が好む体温は35度だといわれています。ガン細胞は健康な人でも毎日3,000~6,000個も作られているそうですが、低体温が続くことによって免疫細胞の力が弱くなり、ガン細胞を退治することができないために発症するケースが多くなっているそうです。

■ 基礎代謝が低下する

細胞が代謝する最適な体温は37度前後ですが、代謝が低下することで、脂肪が燃焼しにくく太りやすい体質になります。また、作り出すエネルギーが少なくなるために消化能力も落ちて、胃の調子が悪くなったり、肌荒れや便秘などの症状が出てきて、活動的な生活をすることがむずかしくなるとのこと。

■ 体内酵素の活性が低下する

体温が低いと酵素がうまく働らかず栄養が十分に吸収されないため、エネルギーを作り出すことができなくなります。これが原因で、体調不良なったり、神経やホルモン系のバランスがくずれるために、免疫や自己治癒力が弱まるなどの生命維持活動じたいに支障がでてきます。

■ 不妊症になりやすくなる

体温が低い状態では、卵巣の機能が低下して卵を育てるための子宮の環境が整わないので、不妊や流産の原因になります。

また睡眠は低下した免疫力を向上させるためにも必要なものです。ある病院のデータでは、睡眠をたくさんとった入院患者ほど、病気の回復が早いという結果が出ていて、睡眠が免疫力の向上に役立つのは間違いないようです。

しかし、仕事やストレスが原因で不眠や睡眠不足の方も多くいらっしゃると思います。

そういう方は、お昼のチョイ寝がおすすめ。休憩時間やちょっと空いた時間に10分~20分ほどの浅い眠りでも、疲労は回復するとのこと。こまぎれの短い睡眠でもトータルで必要な睡眠時間に達すれば、免疫力の低下は抑えられます。訓練しだいで習慣にできるそうですから、夜熟睡できない方はお試しください

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