今日21日は、二十四節気の大寒。1年のうちで最も寒くなる時期です。
暦通りに、全国的に冷え込みが厳しいようですね
今週末はさらに大寒波が襲来との予報も
ところで、この季節、冷え性でお悩みではありませんか?
冷えは万病の元。寒さは、肩こりや腰痛、免疫力低下などの原因になります。
冷え対策を行って、冬を乗り切りましょう。
■「冷え性」とは?
冷え性は、手足の先きが慢性的に冷えている状態のこと。
たとえば、布団に入っても手足が冷えて眠れないというような症状。
私たちのからだは、体温を一定に保つしくみがあり、脳、肝臓、腎臓など体の中心部の体温は約37度に保たれています。冷え性の人も、体の深部温度は正常ですが、何らかの原因で手足の血流が悪くり、慢性的に冷えている状態になっているのです。
【 冷え性の原因 】
冷え性の主な原因として考えられるのは、次のようなこと。
●ストレスや不規則な生活による自律神経の乱れ
●運動不足で筋肉量が少ない
●きつい下着や靴による血行不良
●貧血や低血圧、動脈硬化などによる血液循環の悪化
●女性ホルモンの乱れ
そういえば、以前スキニージーンズは血行不良の原因になるというニュースがありましたね。
【 冷えからくる症状 】
冷え性は、血液循環が悪いために起こる症状。
不快になるだけではなく、深刻な病気につながることも少なくないのです。
たとえば、次のような症状。
●血液循環が悪くなる
(肩こり、腰痛、関節痛、頭痛、肌荒れなどの原因)
●代謝が悪くなる
(肥満、むくみ、倦怠感などの原因)
●免疫力が低下する
(感染症、ガンなどの原因)
【 冷え性の対策方法 】
冷え性の予防は、食事や日頃の生活習慣が重要。
次のことを参考にして、対策をしてみてください。
●体を温め、血行を良くする食事をとる
・ビタミンE
(末梢の血管を拡張させて血行を良くする。うなぎ、アーモンド、落花生、卵黄など)
・ビタミンC
(貧血予防になる鉄の吸収を促進し、毛細血管の機能を維持する。緑黄色野菜、柑橘類など)
・ビタミンB1
(代謝を促進し、体を動かすエネルギーを産生する。豚肉、大豆、卵など)
・パントテン酸
(代謝を促進し、自律神経を活性化させる。レバー、大豆など)
・良質のタンパク質
(熱エネルギーとなり、神経機能を保持する。大豆製品、魚など)
・体を温める食材
(ねぎ、しょうが、にんにく、ニラ、ごぼう、にんじんなど)
●生活習慣を改善する
・規則正しい生活をし、十分な睡眠とストレスをためないよう心がける
・無理なダイエットをせず、朝食はきちんととる
・入浴はぬるめのお湯にゆっくりつかる
・血流が悪くなるため禁煙をする
●適度な運動を行う
筋肉を動かすことで代謝が良くなり、熱が産生されやすくなります。
大股での早歩きやエレベーターをなるべく使わないなど、普段の生活の中でできることからはじめましょう。
●服装のポイント
・体を締め付ける衣服や靴を避ける
・腹巻を着用して臓器を温める
・肌にフィットする肌着を着る(体感温度が約1度アップする)
・スパッツを着用して下半身を温める
・マフラー、レッグウォーマーなどで首や足首を温める
・五本指ソックスは、足指をそれぞれ包むため保温力がアップする
・お腹や腰など冷えが気になるところにカイロを貼る
冬本番はこれから。
生活習慣を見直して、元気に春を迎えましょう