梅雨入りから、ジメジメした蒸し暑い日が続いています。
これからの季節は、睡眠不足や熱中症による体調不良が増えてきます。生活習慣を見直して、健康管理に気をつけましょう。
特に梅雨時に心配なのが食中毒。サルモネラ、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌O157、腸炎ビブリオ、ノロウイルなど危険がいっぱい。
最近も修学旅行での集団食中毒がニュースになっていましたね。
食中毒を防ぐには、ウイルスや菌が体に入らないようにすることが一番ですが、もし感染してしまったら戦うしかありません。
症状でよく見られる、下痢や嘔吐、高熱などは、体の中で免疫がウイルや菌を排除しようと戦っているためなのです。
しかし、同じ感染源でも、人によって回復力に違いがでてくるのはなぜでしょう?
それは、免疫力の差。
免疫力のひとつは、リンパ球や白血球など、病原体を攻撃する細胞。この数は遺伝的な要素が強く、個人差があります。
もうひとつが、これまでの経験によって得られた獲得免疫。
獲得免疫とは、普段の生活の中でふれる、いろいろな菌による「感染と治癒」をくりかえすことを経験値とし、しだいに上がっていく免疫力。
なので、子供の頃の砂遊び、山や海でいろいろなものに触れるなどの体験は、体を守る力をつけるためには必要なことなのです。
病気に対して回復が早い子供の頃に、免疫力を上げる環境を作ってあげることが大切ですね。