大切なのは情熱と信念

この時期になると、街中はクリスマスの色合いがだんだんと濃くなってきますね。クリスマスといえばパーティ。パーティといえばフライドチキン。フライドチキンといえば、やっぱりケンタッキー!ちょっと無理はありますが(笑)
このケンタッキーの創業者カーネル・サンダースは65歳から再出発したというのをご存知ですか?

ケンタッキー創業前はアメリカ南部の国道沿いでレストランを経営していたそうです。24時間営業でお客様の評判もよく順調に店舗展開していました。
しかし、新たにハイウェイが建設されたため、店舗前の国道を通る車が激減し、売り上げも下降。ついには、レストランを売却せざるをえなくなりました。
税金や未払いの代金を支払うと、ほとんどお金が残らなかったとのこと・・・65歳にして、全財産を失ったのです。

65歳といえば一般的には定年で、老後の生活を考える時期ですよね。普通に考えると、「もう人生は終わりだ」と思えるのではないでしょうか。

このとき、妻のひとことが彼を動かしました。
「人が来なくなったのなら、人のいるところに売りに行けば?」
「そうだ、レストランで最も人気だったフライドチキンを売りに行こう」
カーネル・サンダースは、車に圧力釜と独自のスパイスをのせ、レストランを訪ね歩く旅に出ました。
しかし、見知らぬ老人の話を真剣に聞いてくれる人はなく、訪問しても訪問しても断られる日々が続いたそうです。
でも彼は強い信念で、自分の味を信じていたので、あきらめませんでした。
車の中で寝泊りしながら1000軒を越えるレストランを訪ねてフライドチキンを広めていったのだそうです。

現在では世界48カ国、6000店もあるそうです。
こんな話を知る前は「ピエロみたいなおじさんだなぁ・・・」くらいにしか思っていませんでしたが、この話を知って、気品と風格を感じるようになりました。突然、無性にケンタッキーを食べたくなるのは、カーネル・サンダースの信念のなせるわざでしょうか?(笑)
それにしても、信念を貫くというのはすばらしいことですね。強い情熱と信念を持っていれば、ことを始めるのに年齢は関係ありません。来年は何かに挑戦してみますか?

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