紫外線が気になる季節になりましたね。
紫外線は皮膚がんや、目の疾患に影響があるといわれていますが、一般的によく知られているのは「シミの原因」ではないでしょうか?
紫外線が強い時期は5月をピークに8月頃までだといわれています。
この時期に日焼け対策をさぼっていると、秋口になってからいっきにシミに悩まされることになります。
しかし、これには誤解もあって、シミは海水浴やアウトドアなどで短期間に紫外線を浴びたからといってできるわけではなく、ほとんどは、もともとあったものが、紫外線によって濃く見えているだけだそうです。
シミができるのは、表皮にある「色素細胞」が活性化して、メラニンが生成されるからです。このとき、紫外線が弱まれば、色素細胞の作用も弱くなり、角質のメラニンははがれ落ちてしまうので、シミが残ることはありません。
ところが毎日のように紫外線をあびると、メラニンがつぎつぎに生成されつづけるために、はがれ落ちるひまがなくなってしまい、色素が沈着してシミになるのです。
意外にも目から入った紫外線もシミをつくる原因になるそうです。
ですから日差しが強いところでは、サングラスをかけるなどの対策をしましょう。
気をつけるのは、レンズサイズの小さいメガネや顔の骨格にあわないメガネでは、正面以外の紫外線には防止効果になりにくく、色の濃いサングラスをかけると、瞳孔がふだんよりも大きく開くので、紫外線カットが不十分なレンズではかえってたくさんの紫外線が目に入るため危険な場合もあるようです。
ちなみに、紫外線以外でシミをつくる原因といわれているのは、睡眠不足とストレスです。徹夜をすると、前の晩よりシミの数が増えるという実験の結果もあるようですから、美肌のためには夜12時前には就寝するようにしたほうがいいようですよ。