健康プチコラム

虫歯菌で脳出血のリスクが4倍!

先日、妻がとうとうがまんできずに、歯科医院に通いだしました。

以前治療したところの処置が悪かったらしく、ずいぶん前から気にはなっていたようですが、のびのびに…

体の痛みや熱が出たときは病院に駆け込むのに、歯の治療となると腰が重い…私もたぶん歯の治療は躊躇するとは思いますが、同じような経験はありませんか?

「虫歯くらいで大事になることはない」と、軽い考えがあるかもしれませんね。

ところが、虫歯菌が原因で脳出血になることもあるそうなのです!ご存知でしたか?

こんな新聞記事を目にしました。

口の中で虫歯の原因となる「ミュータンス菌」の一種が脳出血のリスクを約4倍に高めることを大阪大や浜松医科大、横浜市立大などのチームが突き止め、27日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に掲載された。脳出血の新たな危険因子とみられ、予防や治療薬の開発につながる成果。

ミュータンス菌は日本人の60~70%が保菌。チームは、ミュータンス菌のうち「コラーゲン結合タンパク質」を持っている特定の菌に着目。このタイプの菌は日本人の約8%が持ち、脳出血の患者では約30%が保菌していた。発症リスクは約4倍になる計算。菌は口移しなどで母子感染する恐れもある。 (2011/9/28 西日本新聞)

口の中は雑菌でいっぱいという話は聞きますが、脳出血の危険があるとは…

オーラルケアの商品はたくさん出ていますから、予防法もいろいろあると思いますが、当店で販売しているマヌカハニー強力な殺菌力で口の細菌を退治してくれます。

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甘くておいしいので、お子さんでも楽に続けられますよ。ぜひ毎日の健康管理にお役立てください。

「アミノ酸スコア100」の食品で良質なタンパク質を!

先日の台風一過で、こちらはすっかり秋らしい気候になりました。

秋といえば、読書、芸術、スポーツなどと言われますが、食欲の秋もはずせません!

秋は果物などの食材が豊富なこともありますが、冬に備えて栄養を蓄える動物の本能かもしれませんね。しかし、最近は肥満や糖尿病を気にするあまり、無理な食事制限や過剰なダイエットをされる人が増えているようです。

気をつけたいことは、食事を抜くことで、不足したエネルギーを体内でおぎなうようになるため、骨格筋や骨にあるタンパク質が分解されます。これにより、筋肉や骨の量が低下することがあるのです。

このような状態が続くと、高齢になったときに運動神経の衰えや、骨折などをしやすくなることに…

そうならないためにも、肥満防止対策はバランスのよい食事と、適度な運動で解消するようにしましょう!

ちなみに、骨格筋や骨の材料となるタンパク質は、アミノ酸で構成されています。

アミノ酸には、必須アミノ酸と非必須アミノ酸がありますが、必須アミノ酸は体の中で合成できないため、食物から摂取しないといけません。

そこで、効率よく体外からアミノ酸をとるために参考にしたいのが、アミノ酸スコア

アミノ酸スコアとは、必須アミノ酸が体にとって望ましい量に対して、どれくらいの割合で含まれるかを示す数値です。最高値は100で、数値が高いほど良質なタンパク質と呼ばれています。

次のような食材が、アミノ酸スコア100と言われています。

・牛肉(サーロイン)
・鶏肉(モモ」・ムネ・ひき肉)
・豚肉(ロースの脂身なし)
・羊肉(ロース)
・レバー(牛・鶏・豚)
・卵
・牛乳
・ヨーグルト(無糖)
・ベーコン
・プロセスチーズ
・大豆、納豆、豆腐
・魚類(アジ、イワシ、サケ、カツオ、マグロ、サンマ)

特に、魚にはカルシウムを促進するビタミンDが含まれ、大豆製品にはカルシウムや筋肉の収縮を調整するマグネシウムが含まれているのでおすすめです。

さらに野菜など、ビタミンを含んだ食材を加えて、煮る、焼く、揚げるなどの調理法を工夫して、バランス良い食生活を続けるとよいですね。

秋も花粉症の季節です!

先日、何気なく見ていたテレビで気になるニュースが。

岐阜県で原因不明の目のかゆみや、目がはれるという症状が突然増えたとのこと。

原因は特定できていないとはいえ、どうもイネの花粉が台風によってまき散らされたことが関係しているようです。

もともとイネの花粉は遠くに飛ばないようなのですが、今回の大型台風で広い範囲に花粉が散らばったのではないかと…

こんな関連記事もありました。

かゆみ症状、児童生徒ら2000人余…原因不明 (2011年9月8日 読売新聞)

「岐阜県の西濃地方を中心に、小中高など多数の児童生徒や教職員が目のかゆみやじんまじんなどを訴えた問題で、県教育委員会は7日、同日現在で13市町計96校の2174人が同様の症状を訴えていると発表した。

これまで、アレルギーのような症状が集団で出たケースはないが、いずれも軽症だという。県教委によると、この日、発症者が最も多く確認されたのは大垣市の892人、次いで安八町の204人だった。2174人のうち、教職員は40人で、症状は児童生徒に集中しているという。

今の時期は、西濃地方や岐阜市などで県のブランド米「ハツシモ」が開花しており、花粉を出している。台風12号の強風で花粉が飛散し、イネ科の花粉によるアレルギーが発症したとも考えられるが、原因は特定できていない。

県教委は8日も西濃地方や岐阜市などの学校や医療機関から聞き取り調査を実施し、原因解明を進める。」

ところで、秋といえばイネに限らず、河川敷でよく見かける「セイタカアワダチソウ」などが原因の花粉症も増える季節です。

目のかゆみや、鼻水などの症状がみられたら花粉が原因かもしれません。
早めに対策を。

「VDT症候群」をご存じですか?

突然ですが、仕事や家庭で一日何時間くらいパソコンの前に座っていますか?

また、帰宅後は夜遅くまでゲームをするのが習慣になっていませんか?

思い当たる方で、「最近からだの調子が悪い…」なら、VDT症候群かもしれません。

パソコンや携帯電話、ゲーム機などに使われている画面(画面表示をする装置)は、VDT(Visual Display Terminal)と呼ばれています。

これを長時間見続けることで起こる健康障害の総称を、VDT症候群といいます。

代表的な症状は、「目の疲れや肩こり」「腕や首の痛み」などですが、悪化すると、頭痛が続いたり、指先に痛みを感じたりするほか、食欲不振や不眠なども加わり、日常生活に支障をきたすほど症状が重くなるケースもあるようです。
気になる症状が続く場合は、早めに専門医の診察を受けましょう。

次に職場や自宅でできる予防法を、紹介しますのでご参考ください。

1) 10分ごとに数秒間、遠くを見る

目は、近くのものに焦点を合わせる時、水晶体(レンズ)を厚くして光の屈折率を上げるために、そのまわりにある毛様体筋(もうようたいきん)を収縮させています。

その結果、画面を見続けるほど毛様体筋の緊張状態は続き、やがて、目の疲れや充血、かすみ、まぶたのけいれんなどがあらわれてくるのです。

パソコン作業中は、画面を見続けるだけでなく、キーボードや書類にも視線を移すことが多いため、その度に焦点を合わせ直している毛様体筋の疲れは、時間とともに蓄積していきます。ある程度の時間がたったら、遠くを見るという習慣を。

2) 1時間に1度はからだを動かす

首や肩、腕、手、背中、腰などの筋肉は、座った姿勢を保ったり、キーボードやマウスを操作したりするために、想像以上の緊張状態が続いています。

パソコン作業を1時間続けたら15分は休憩することが理想的ですが、せめて、1時間に1度は、「背筋や腕を伸ばす」「肩を上下させる」「手を肩に添えて肩を回す」「イスから立ち上がってからだ全体を軽く動かす」などの動作でからだの緊張をほぐしましょう。

3) パソコンを使用する環境を調節する

画面と目との距離は、40~70cm程度になるように。また、画面の位置は、イスに座った状態で見た時に、目線よりもやや低い位置にくるように調節しましょう。

イスは、床から座面までの高さが37~43cm程度の範囲で調節でき、背もたれがついたものを利用し、可能であれば、机の高さは、60~72cmの範囲で調節可能で、キーボードに手を置いた時にその高さにひじの位置がくるものがよいです。

4) パソコンの設定を調節する

画面の明るさは、初期設定のままでは明るすぎることがあるので、少し暗めに調節したほうが、目の負担は少ないようです。また、ノートパソコンを持ち運んでいろいろな場所で作業する時は、その場所の明るさに応じて画面の明るさを調節しましょう。 画面に表示される文字の大きさは、3mm以上がよいとのこと。

パソコンは仕事に限らず、家庭生活にも密着した不可欠なもの。

職場や自宅で使う機会の多いパソコンによるVDT症候群を防ぐためには、できる予防法から始めて、からだを使った動作などは毎日の習慣にしましょう。

脳の疲れを取る簡単な方法とは?

梅雨とはわかっていても、こう天気が悪い日が続くと気分も凹みがちになりますね…

ところで、体の疲れは続いていませんか?

厚生労働省が15歳から65歳の男女4000人へ疲労に関する調査をしたところ、疲労を自覚している人は約60%。その中で37%の人は、6ヵ月以上も疲れを感じたままだったということです。

よく聞く慢性疲労とは、このように疲れが6ヵ月以上続く症状をいいます。

疲労は、発熱や痛みとともに「体の3大アラーム」といわれ、脳からの信号です。

疲れたら休めばいいと軽く考えがちですが、脳内物質の過剰が原因のため、体を休めるだけでは疲れが取れないケースもあるそうですから、場合によっては専門医に相談することも必要です。

脳の疲労を回復させる効果が期待できるものに、緑茶の香り成分である青葉アルコール青葉アルデヒドというものが注目されているようです。

これはサルを使った実験でも、作業能力の低下を防ぐ効果があるということが証明されているとのこと。

梅雨明けには、山や木々が多い公園などに出かけて、森林浴で脳をリフレッシュさせましょう。

身近なところでは、庭の草むしりなども緑にふれることができるので、脳の健康にはよいかもしれませんよ。

梅雨の季節は「カビ対策」をお忘れなく!

今年は全国的に、例年より梅雨入りが早いようです。ということは、うっとおしい日が長く続くということでしょうか?

日照時間が短くなると、気分も沈みがちになりますね…梅雨明けも早くなることを願っています。

さて、梅雨時期に気をつけることは、菌の増殖。食中毒はもちろん、カビにも気をつけましょう。

カビは、動物でも植物でもなく、菌類の一種です。
その種類は数万ともいわれ、そのうちの数10~数100が住まいにいます。

カビは、代表的なアレルゲンのひとつで、アレルギー疾患を引き起こす原因になるといわれます。

さらに、同じくアレルゲンのひとつであるダニを増殖させることも。ダニは、カビが大好物。

■ カビはどうやって繁殖していくのか?

カビは、肉眼では確認できないほど小さな「胞子(ほうし)」から成長していきます。
胞子のサイズは、1000分の数ミリ~百数十ミリ程度で、形は球状や棒状などさまざまです。

小さなカビ胞子は、空気中をフワフワとただよっていて、その数は、空気1立方メートルあたり数個~数千個にも。

空気中のカビ胞子は、やがて、いろいろなものに付着し、そこに水分や栄養分があり、さらに5~35℃程度の温度に恵まれれば、糸のような「菌糸」を伸ばし始めます。

やがて、十分に伸びて成熟した菌糸は、新たなカビ胞子を作り出し、そのカビ胞子は、空気の流れなどによって、簡単に空気中にまき散らされます。こうしたサイクルを繰り返し、どんどん広がっていくのです。

特に、梅雨の高温多湿は、カビにとってベストな環境で、いっきに広がりやすくなります。

よく見かける、黒っぽいカビと確認できるころには、1平方センチメートルで数億~数十億個ものカビ胞子が存在しているのです。

■ カビ予防のポイントは?

「掃除と乾燥」が効果的。カビの栄養分になるものは、私たちの体から出る皮脂・垢・フケ。また、食べかすや洗剤成分など。

掃除は、次の3つのステップを基本として行いましょう。

1.洗剤を使って洗う(または拭く)
2.水を使って洗い流す(または拭き取る)
3.乾燥後に、消毒用エタノールを吹き付ける

なお、ホコリが1gあれば、そこには10万~100万個程度のカビが存在しているので、ホコリはこまめに取りのぞくことが肝心です。

また、余分な水分をいつまでも残さず、乾燥した状態をできる限り長く確保するためには、日頃から乾いた雑巾で「ひと拭き」する習慣をつけましょう。