今年の残暑は昨年ほどではなく、朝晩は秋の気配を感じさせるような、肌寒い日も増えてきました。
季節の変わりめは、体調をくずしやすいので、カゼなどひかないように気をつけてください。
もし、かかったかな?と思ったら、まずは休養です!
栄養をつけることも必要ですが、無理して食べることで体力を消耗させ、カゼを長引かせることにも…
昔は「とにかく、食べて栄養をつけること」と、いわれていましたが、今はどちらかといえば栄養過多ぎみですから、数日ていどの食欲不振なら、あせらずに安静にしておくほうがよいようです。
なぜかというと、ものを食べるときには、消化・吸収によって大きなエネルギーが使われます。
カゼのときには免疫機能が働くことで、体温が上がりウィルスと戦っている状態ですから、できればそちらへエネルギーを使う方が効率的だといわれています。
水分補給は大切ですが、食事で必要以上に体力を使い、回復を遅らせてはなんにもなりません。
「カゼで食欲がない…」というときは、脳が「食べるな」という命令をしているときなので、無理に食べる必要はないとのこと。
もともと人間のからだは、あるていどの飢えには耐えられるようにできているといわれ、1日3回の食事が必ず必要だということではないようです。
食べたくないときは、無理して食事しないほうが自然なのかもしれませんね。
しかし、食欲不振が長く続くようであれば、他の原因が考えられますから、早めに診察してもらいましょう。
ちなみに、カゼや体調不良のときの水分補給には、冷たい飲み物よりも「薄いスープ」や「みそ汁のうわずみの汁」がおすすめです!
これは、からだの生理的な水分と性質が近いので、弱ったからだにも無理なく吸収されるからです。
最近のコメント