健康プチコラム

これで耳鳴りが改善する!?

突然ですが、ガムはよく食べますか?

最近はキシリトールが入ったガムがほとんどで「虫歯予防」に利用する方も多いのではないでしょうか。この「ガム噛み」は、耳鳴りや難聴の改善にも効果があるそうです。

中耳炎とメニエール病で長い間、耳鳴りや難聴に悩んでいた男性が、ガムを噛むようになってから不快な症状が改善され、テレビやラジオの音声が非常によく聞きとれるようになったという話もあります。

難聴の高齢者の実験でも、1日に8枚のガムを2週間噛んでもらったところ、耳の聞こえがよくなったと答えた方が7割にもなったそうです。
すごい効果ですね。これはガムを噛むことによって、耳管周辺の筋肉がしなやかになり、血流がよくなって、耳管の機能がよみがえったためだと思われます。

他にも、ガムを噛むことで脳に刺激が加わり、脳の働きが活発化して認知症の予防にもなるとのこと。ガムは1日に何枚噛んでもよいですが、1回につき5分くらいゆっくり噛むのがベストだそうです。

仕事中はむずかしいかもしれませんが、ガムを噛む習慣をつけるといいかもしれませんね。

乾燥肌だとシワができやすいの?

女性の方に限らず、いつまでも若々しくありたいという願望はありますよね。

若く見える秘訣は、やっぱりお肌のハリとみずみずしさ!?

人間の身体の約70%以上は水分といわれています。このことから、細胞が水分不足になると、乾燥によってシワができやすくなると思っている方も多いと思いますが、一番の原因はコラーゲン不足です。

シワができるのは加齢によってコラーゲンの新陳代謝が弱まり、真皮に表皮のハリをささえる力がなくなったからです。乾燥とシワは関係ありません。
乾燥肌だとシワができやすいといわれるのは、肌が乾燥していると皮膚の本来の溝が目立ち、それがシワのように見えるからのようです。

シワを防ぐことで気をつけることは、乾燥より紫外線です。睡眠不足のときなどに、一時的にシワができたとき、紫外線を浴びるとそのままシワが固定されることがあります。シワが気になる方は、紫外線対策を十分にしたほうがよさそうです。

ちなみにコラーゲンは20代の後半から細胞の老化によって不足していきます。
コラーゲンをとると肌がキレイになるのではなく、「コラーゲンをとらないと肌が衰える」ということのようです。
コラーゲンと聞くとサプリメントを思い浮かべる方も多いと思いますが、コラーゲンを含んだ食材を食べたほうが効果があるそうです。コラーゲンを多く含むものは、鶏や豚の「皮、軟骨、腱、内臓」部分ですね。このときビタミンCもいっしょにとると効果的です。
ビタミンなどもサプリメントで摂取するよりも、なるべくふだんの食材でとるほうが身体のためにはいいようです。そのためには、胃や腸の調子をよくして消化、吸収がスムーズにできる体質づくりを心がけるといいですよ。

お水を飲んでいますか?

最近はいろんな種類の水が手軽に飲めるようになりましたね。

水にこだわりがある方も多いのではないでしょうか。

水分不足は血液をドロドロにして、持病の悪化や発病の原因になります。
新陳代謝をよくするためにも水はかかせません。

また、病気の症状によっては効果的な「正しい飲み方」があるのだそうです。
思いあたる方は参考にしてください。

糖尿病の場合は1日に2リットル
普通の水を多めに。ただし、血糖値や合併症の有無によって適量がちがってくるそうなので、医師に相談することが必要です。スポーツドリンクは危険だそうです。

高血圧は寝る前に約200ミリリットル
毎晩コップ1杯ほどの水を飲むことで、朝方によくある水分不足を予防して、血液粘土の上昇がおさえられます。

便秘は少しずつこまめに飲む
食べたり、飲んだりした水分は小腸で約80%吸収されて残りの水分と食べかすが大腸で便になります。水分が少ないと、便が硬くなりこれが便秘の原因に。
のどがかわく前に、少しずつこまめに飲むのがポイントです。

肥満は1日に2リットルを10回に分ける
水を飲むことで、体内にたまった毒素と便を押し出し、太りやすい体質を改善できるそうです。たくさんの水を飲みなれていない人は、1合(約180ミリリットル)を起床直後、午前中に4回、午後に4回、就寝前と分けて飲むといいようです。

薬はお茶やジュースで飲んではいけないの?

薬は水で飲んでますか?

私は最近まで薬を「水」で飲むことを気にしていませんでした。
とりあえず近くにある飲み物、たとえばコーヒーとかジュース、焼酎のお湯割りなんかで飲んだこともあります(笑)

しかし、これってとっても危険なんだそうです。

ぜかというと、ほとんどの薬は水か白湯で飲むことを前提に製造されているからだそうです。水以外の飲み物(お茶、ジュースなど)に含まれる成分が化学反応をおこして、薬が効かなくなったり、副作用が強くなったりする場合があるからです。

たとえばオレンジジュースなどの果汁入りは酸性だそうで、アルカリ性の薬を飲むと薬の成分が変化します。グレープフルーツジュースで一部の血液降下薬や抗生物質を飲むと、効果がなくなるどころか有害作用が起きる場合もあるとのこと。

また、お茶やコーヒーなどはカフェインの影響で薬の作用が抑制されたり、気管支喘息治療薬と一緒に飲むと、イライラ不眠などの副作用が強まるそうです。

体を治すために飲んだ薬が「毒」にもなる・・・

これからは必ず「水」で飲むようにしましょう。

ステロイド剤は慢性アレルギーには有害!?

アレルギー疾患によく使われる薬といえばステロイドですね。

ステロイド剤は血流が盛んになるのをおさえて、炎症をおこす物質が増えるのをふせぐ働きがあります。そのため、抗炎症薬として使用されています。

炎症がおこっている場所では、酸化力の強い活性酸素が大量に放出されて、細胞が破壊されています。ステロイド剤を使えば、活性酸素が一瞬にして無毒化され細胞の破壊もとまります。

このため救急で、一時的に使うことはよいのですが、アレルギー性疾患のような慢性の病気にステロイド剤を常用するのは危険だそうです。

なぜかというと、ステロイド剤は、体内のコレステロールに似たしくみをしています。コレステロールは、細胞膜やホルモンをつくる大切な材料です。
しかし、増えすぎると、血管の内側にたまって酸化し悪玉コレステロールとなって血管をボロボロにしてしまいます。

ステロイド剤も同じように、使い始めのときは少量なので体の外に排出することができますが、使い続けていると体内に蓄積されて、酸化し悪玉コレステロールとなり細胞を破壊するようになります。

すると、交感神経が緊張してさらに細胞が破壊されて炎症が進行していきます。その結果、さらに強いステロイド剤を使うという悪循環が生まれてしまうからなのだそうです。

炎症は病気を治すためにあらわれている体の自然な反応ですから、ステロイド剤がそうした治癒反応をじゃましてしまう場合もあるのです。

体からのサインを見逃してはいませんか?

現在はストレス社会といわれ、会社や家庭などあらゆるところにストレスがまん延しています。ある程度のストレスは良い刺激になり、体や心を活性させますが、過度のストレスは体に大きな負担をかけます。

血管の障害もストレスによるところが大きく、心臓病や脳梗塞の原因となります。心臓病の前ぶれとして注意したいのが、動悸や息切れです。初めは、階段を昇るときや、ストレスがかかったときにドキドキします。それが、いつの間にか何もしなくても、息切れや動悸が2~5分続くようになったら要注意です。

また、意外なサインには次のようなものがあります。

●左の肩がこったり、痛かったりする

●足のすねやまぶたがむくむ

こんな症状がでたら心臓病が原因かもしれません。注意しましょう。

また、心臓病は血管の老化、つまり動脈硬化が原因のものが圧倒的に多いといわれています。日頃から、血管の老化を防ぐ抗酸化作用のある食品をとることや、軽い運動をして予防を心がけてください。