健康プチコラム

日光浴でビタミンDの補給を!

「暑い暑い」と言っていたのを忘れるような、すがすがしい気候になりましたね

これから紅葉も色づき、行楽地もにぎわうことでしょう。

ところで、先日気になるニュースがありました。

乳幼児にくる病が増えているとのこと。

日光浴不足からくる、ビタミンDの欠乏が原因らしいです

くる病とは主に子供の骨に関する病気で、次のような症状がみられます。

・足が曲がって成長する。重度のO脚など
・関節が膨らむ
・肋骨の一部にコブのように膨らむ(肋骨念珠)
・頭蓋骨が手で押すと凹むぐらい柔らかくなってしまう(頭蓋ろう)
・筋肉痛や筋力低下が起こる
・成長期でも身長や体重増加が止まる
・歯がくすんだり、虫歯になりやすくなったりする

体に必要なビタミンは、食べ物やサプリメントだけでは補えないんですね…

ちなみに、日光浴の時間に関する記事もありましたので、ご紹介します。

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■ 1日に必要なビタミンD生成、日光浴の時間推定 国環研

国立環境研究所と東京家政大の研究チームは29日、1日に必要な量のビタミンDを体内で作るのに適した日光浴の時間を推定したと発表した。

12月の晴天の正午では、那覇市で8分、茨城県つくば市で22分、札幌市では76分の間、日光を浴びる必要があるとの結果になった。

紫外線がシミやしわなどの原因になるとして日光を避ける風潮もあるが「冬の北日本では食べ物からビタミンDを取るだけでなく、日光浴が推奨される」と研究グループは説明している。

ビタミンDが不足すると骨の生育に異常が生じ、頭蓋骨がへこむ頭蓋ろうや、くる病、骨粗しょう症などが起きる。ビタミンDは魚やキノコなどの食物から取れるほか、紫外線を浴びると皮膚の中にできる。最近は、乳幼児や妊婦、若い女性、寝たきりの高齢者を中心にビタミンDの不足が指摘されている。

研究グループは、成人が健康な生活を送るのに1日に必要なビタミンDの量を5.5マイクロ(マイクロは100万分の1)グラムと想定。すべてのビタミンDを両手の甲や顔の日光浴だけで体内で作る場合の日照時間を試算した。

紫外線が強い7月の晴天の正午では、札幌市が5分、つくば市が4分、那覇市は3分となり、各地で必要な日光浴の時間に差は少なかった。

※日本経済新聞 2013/08/30

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夏場は全国的に時間差は大きくないようですが、日照時間が減少する冬場は、沖縄と北海道では1時間以上も差があります。これからの季節、住まいの環境によっては、適度な外出を心がけてください。

紫外線から目を守りましょう

8月も下旬になりましたが、こちらは猛暑が続いています

相変わらず、熱中症指数は最高値

みなさまのところは、いかがでしょうか?

水分補給や室内温度の調整はお忘れなく。

ところで、夏といえば紫外線対策も大切です。

紫外線を過剰に浴びると、肌に焼けやシミができるように、も同じようなダメージを受けているのです。

外見ではわからなくても、気がつかないうちに症状が進行している場合も…

たとえば「目が充血する」「目に異物感がある」「涙が止まらない」「目が乾燥する」などは、目の日焼けが原因かもしれません。

紫外線が引き起こす目の病気は、次のようなもの。

■ 光誘発角膜炎
強い紫外線が角膜の上皮細胞に壊死を起こす。雪面では「雪目」と呼ばれていますが、砂浜や水面、コンクリート面など紫外線の反射が強いところでも起こります。主な症状は、目の痛み、涙、結膜充血や目の異物感など。

■ 翼状片
白目部分の結膜の一部が異常増殖するもの。乱視や視力低下を引き起こし、進行すると手術で除去しなければならなくなります。

■ 瞼裂班
紫外線の影響で白目の一部がシミのように黄色く濁って、盛り上がる症状を引き起こすことがあります。進行すると充血やドライアイの原因となります。

■ 白内障
水晶体が白く濁って視力が低下する病気。加齢や喫煙などの原因の他に、紫外線も影響すると考えられます。

■ 加齢黄班変性症
網膜の中央の黄班部が障害されるために、視野の中心部分が暗く見えにくくなる病気。黄班部の老化現象が主な原因と考えられていますが、テレビやパソコンによる光刺激や紫外線なども原因のひとつと考えられています。

紫外線は、5月~8月の午前11時から午後14時頃が最も多く、曇りでも太陽が出ている間は常に紫外線対策を行う必要があります。

紫外線対策としては、

・UVカット加工されているサングラスを携帯する

・UVカット加工されている日傘や帽子を携帯する

・日陰を歩くようにする

・目薬などで目のケアをするなど

今年は異常な猛暑で、熱中症や夏バテ対策に注意が向きがちですが、紫外線対策で目のケアもお忘れなく

梅雨の季節は「ダニ対策」をお忘れなく!

今日、近畿地方も梅雨に入ったようです。しばらくは、うっとうしい日が続きそうでうですね…

梅雨時期は、食中毒やカビはもちろんダニ対策にも気をつけましょう。

特にマンションは、気密性が高いので高温多湿になりやすく、ダニが繁殖しやすくなります。

ダニにもたくさんの種類がありますが、アレルギーの原因となるチリダニは、生きているものだけでなく、その死骸やフンも含まれます。

死骸やフンは、非常に小さいので空気中に飛散しやすく、影響が大きいのです。

ダニが及ぼす人体への影響は、「鼻炎・結膜炎・喘息・皮膚炎など」

繁殖しやすい場所は次のような場所。

・寝具(布団、枕、マットレス)
・布製のソファや座布団
・カーペットや畳
・カーテン
・衣類
・ぬいぐるみ
・布製のスリッパ

また、エサとなる人や動物のフケ、食べ残しなどがある場所は繁殖しやすくなります。

ダニ対策には、次のことにお気をつけください。

換気をよくし、湿度を下げる
湿度50%以下を維持できると、かなりの割合のダニを死滅させることができるので、換気扇や除湿機を利用し、湿度を下げましょう。

ダニのエサをなくす
髪の毛やフケ、食べこぼし、ペットの毛やエサが落ちていないようにする。

床をフローリングにする
カーペットはダニの温床になるため、できればフローリングに。

寝具の素材を選ぶ
羽毛や羊毛の布団は、ダニが繁殖しやすいので避けた方がよい。布団は木綿が好ましく、枕は通気性のよいものを選ぶ。

また、週に2回以上は掃除機をかけたり、ダニを通さないように布団やマット、枕にはカバーをし、カバーやシーツの洗濯はまめにしましょう!

ウイルスに負けない体をつくりましょう!

いよいよゴールデンウィーク突入。

お天気もよさそうですし、旅行や行楽などで日頃の疲れをいやしてください。

さて、大型連休で心配なのは「鳥インフルエンザ」ですね…

患者数や地域も少しずつ広がっているようですから、海外にお出かけの方は十分お気をつけください。

最近はワクチンが効かないウイルスもあると聞きます。予防のためには、日頃から免疫力をつけておくことが必要です。

ちなみに免疫力をつける方法のひとつとして、呼吸法があります。

腹式呼吸は、交換神経や副交感神経など、自律神経のバランスをとるといわれます。

自律神経は、免疫力を上げる白血球の働きにも関係しているため、自律神経のバランスが整えば、免疫力の向上も期待できるというわけです。

腹式呼吸の方法はインターネットなどで調べることができますから、ご参考ください。

また、起床時に「うがい」をする習慣も大切。口の中には、約700種類もの菌が生息しています。

だ液は細菌の繁殖を防いでいますが、睡眠中はだ液の分泌が減るので、細菌がどんどん増えることに。

朝起きたら、口の中がネバついて気持ち悪いですよね。それは菌が繁殖しているため。

特にタバコを吸う方や、晩酌される方は顕著だと思います。その状態で、水を飲んだり食べ物を飲み込むということは、たくさんの菌を体に中に入れていることになるのです。

だ液の中には、発がん性物質が発生することがあるともいわれますから、日頃の健康と一日を気持ち良く始めるためにも、「朝一番のうがい」を習慣にしましょう。

体のゆがみが体調不良の原因かも!?

桜の開花宣言が各地で始まったようです。そろそろ本格的な春の到来。

花粉や大気汚染の心配はありますが、天気が良い日は外に出て体を動かしてみませんか。

体を動かすことは、筋肉や骨の健康のためにも大切。

人間の体には、約200個の骨と、それらをつなぐ約400種類の筋肉があります。そのような骨と筋肉が組み合わさって、全身のバランスを取っているのです。

しかし、悪い姿勢で生活を続けていると、筋肉の付き方が左右不均衡になったり、骨格にゆがみが出ることで、健康に悪影響が出ることに。

体がゆがみやすい生活習慣とは、次のようなことです。

■ 足を組むクセがある

■ バッグをかける肩が決まっている

■ 床で横座りをすることが多い

■ 寝そべって、ひじ枕でテレビを見ることが多い

■ 食事中は、片方の歯だけで噛んでいることが多い

■ 机の高さが低いため、前かがみで仕事をしている

■ イスに浅く腰かけ、背もたれに寄りかかるクセがある

■ パソコンが机の片側にある

■ ゴルフやテニスなど体をひねるスポーツをしている

■ 電話をするとき、頭と肩で受話器を挟んでいる

■ 運動することがほとんどない

いかがでしょうか。思い当たることはありませんか?

ちなみに、体のゆがみが原因で起こる代表的な症状とは…

・イライラや集中力の低下

・肌荒れ

・息苦しさ

・冷え性

・便秘・下痢

・慢性疲労

・免疫力の低下

・頭痛

・目の疲れや視力の低下

・肩こりや五十肩

・腰痛

・生理痛

・膝の痛み

・むくみやだるさ

このような症状が続く方は、体のゆがみが原因かもしれません。

筋肉や骨が弱くなると、姿勢が崩れやすくなります。日頃から、軽い運動で硬くなった筋肉をほぐしたり、良質のたんぱく質や、カルシウムなどをバランスよく取るように心がけましょう。

腹八分が健康や長寿の秘訣です

先日、テレビの健康番組で長寿についての話がされていました。

細胞の中の「ミトコンドリア」というものがポイントだそうで、長寿の方には共通するタイプがあるとのこと。

ミトコンドリアの詳細はこちら
↓  ↓
ミトコンドリアとは

このミトコンドリアを増やす方法は「運動」と「カロリー制限」。

「腹八分に医者いらず」ということわざにもあるように、ちょっとおなかがすいた状態が、健康の秘訣のようです。これは体の冷えとも関係があるとのこと。

食べ過ぎると、血液は消化のために胃や腸に集中するため、脳や筋肉など他への供給量が減り、体全体の熱を低下させ、冷えの原因に。体の冷えは、白血球の作用を弱め免疫力低下の原因になります。

ちなみに、小食が体によいというのは、動物実験でも証明されています。

アメリカでの実験だそうですが、年老いたネズミに毎日エサを与えるより、1日おきや2日おきなど、断食ぎみにさせたほうが、長生きをしたという結果に。

また、ネズミの摂取カロリーを40%までおさえると、脳内のドーパミンが増え、学習能力が高まったことから、小食は老化による脳細胞の損傷を抑えることも考えられるそうです。

外での運動が苦手な方は、日常生活でこまめに体を動かす習慣と、食べ過ぎない食生活を心がけましょう。