『開き直り』と聞くと、何か投げやりな意味の言葉のようであまり良いイメージはありませんね・・・最近では小泉さんの開き直り発言も話題になりましたし(笑)
しかし、ある種の『開き直り』は生きていくうえで、必要ですと美輪さんは言っています。
「人間が老けこまないようにするコツは、こだわらないということです。このこだわらないという言葉を、つねにどんな場合でも忘れないようにしていく修練をしてください。つまり習慣づけるようにすることです。
すべてこだわらない。国籍、性別、年齢、職業、物欲、過去未来、感情。これらの他、もっといろいろあるでしょうが、人間が不安になったり、ゆううつな気分になっていったりするときには、必ずどれか何かにこだわり続けているときです。未来のとりこし苦労とか、暗く悲しい過去をいまだにひきずっているとか、誰かに何かに執念深く怒っている、恨んでいるとかがあるものです。そういうときは忘れ上手になることです。なかなか難しいことですが、さっぱりと忘れる、考えない努力を繰り返すことです。
心の中でゆううつや不安感の正体を見きわめたらそれを、きっぱり追いだしてしまうのです。開き直りの一種なのかもしれませんが、とても心が楽になるためのひとつの鍵の言葉です。私がいままでの人生の中で困ったこと、苦しいこと、不安なことなどが何か起きた際に、いつも心を動揺させないよう、平静を保つようにするとき、つまり気持ちを楽にさせる場合に、まず最初に口にするおまじないの言葉は『えい、命まで持っていかれやしないんだから』という開き直りの言葉です。」
何か吹っ切れたときに、プラスの力や考え方がわいてくるのかもしれませんね。
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