2004年 11月 の投稿一覧

心を老けさせないポイントとは?

63f6eaa5.jpg今年はオリンピック開催の年ということもあり、デジタル家電がよく売れたそうです。このデジタル家電などの新商品の消費を大幅に伸ばしているのは40代以上の世代だとのこと。以外にもこの世代は新しいものへの好奇心が旺盛。
実はこの好奇心、「それはどんなものだろう・・・」という気持ちが心を老けさせない一番重要なポイントだそうです。

では反対に心を老けさせるものはというと「ムダ」「もったいない」「面倒」この三つが問題だとのこと。

ある実験の話があります。
まず高齢者を生活習慣によってAとBの二つのグループに分けます。
Aのグループは「地域社会に溶け込んで活動しているグループ」
Bのグループは「老人ホームの中に引きこもっているタイプの人たち」
このA、B各グループの老人たちの脳をCTスキャンで調査したところBの「老人ホームグループ」は脳の老化がいちじるしく、反対にAの「地域活動グループ」の脳は平均生理年齢よりもはるかに若い状態だったそうです。
この原因は、利害関係の対立など、やっかいな人間関係の面倒なことを、工夫や努力をして問題を解決していくというような行動や思考に脳の老化をふせぐ秘密があるのではないかとのこと。

やはり、脳を含め人間の機能は使わないとおとろえていくようですね。
また、ある年齢になれば誰でも若いときの好奇心が「なんらかの形」で退化していきます。この「なんらかの形」というのが「ムダ」「もったいない」「面倒」という考え方なのだそうです。
好奇心は努力をしてでも奮い起こす必要があるとのこと。
老けないこつは「好奇心」を持つこと。これがポイントです。

大切なのは情熱と信念

この時期になると、街中はクリスマスの色合いがだんだんと濃くなってきますね。クリスマスといえばパーティ。パーティといえばフライドチキン。フライドチキンといえば、やっぱりケンタッキー!ちょっと無理はありますが(笑)
このケンタッキーの創業者カーネル・サンダースは65歳から再出発したというのをご存知ですか?

ケンタッキー創業前はアメリカ南部の国道沿いでレストランを経営していたそうです。24時間営業でお客様の評判もよく順調に店舗展開していました。
しかし、新たにハイウェイが建設されたため、店舗前の国道を通る車が激減し、売り上げも下降。ついには、レストランを売却せざるをえなくなりました。
税金や未払いの代金を支払うと、ほとんどお金が残らなかったとのこと・・・65歳にして、全財産を失ったのです。

65歳といえば一般的には定年で、老後の生活を考える時期ですよね。普通に考えると、「もう人生は終わりだ」と思えるのではないでしょうか。

このとき、妻のひとことが彼を動かしました。
「人が来なくなったのなら、人のいるところに売りに行けば?」
「そうだ、レストランで最も人気だったフライドチキンを売りに行こう」
カーネル・サンダースは、車に圧力釜と独自のスパイスをのせ、レストランを訪ね歩く旅に出ました。
しかし、見知らぬ老人の話を真剣に聞いてくれる人はなく、訪問しても訪問しても断られる日々が続いたそうです。
でも彼は強い信念で、自分の味を信じていたので、あきらめませんでした。
車の中で寝泊りしながら1000軒を越えるレストランを訪ねてフライドチキンを広めていったのだそうです。

現在では世界48カ国、6000店もあるそうです。
こんな話を知る前は「ピエロみたいなおじさんだなぁ・・・」くらいにしか思っていませんでしたが、この話を知って、気品と風格を感じるようになりました。突然、無性にケンタッキーを食べたくなるのは、カーネル・サンダースの信念のなせるわざでしょうか?(笑)
それにしても、信念を貫くというのはすばらしいことですね。強い情熱と信念を持っていれば、ことを始めるのに年齢は関係ありません。来年は何かに挑戦してみますか?