2006年 8月 の投稿一覧

ビタミンは大量にとっても無害なの!?

最近はビタミンをサプリメントでとっている方が多いですね。コンビニやスーパーで手軽に買えるようになったことも、原因のひとつかもしれません。

ごぞんじのように、ビタミンはからだに必要なものです。ビタミンD以外は、からだの外から摂取するしかありません。そのためにいろいろなサプリメントが普及しています。しかし、ビタミンだけに頼りすぎるのも要注意です。どうしても生活環境などで、不規則な食生活な方はとり過ぎないように気をつけましょう。

なぜかというと、水溶性のビタミンCやBなどは、余分なものが尿といっしょに排出されるといわれているので、たくさんとってもトラブルが起こりにくいといわれていますが、次の脂溶性(脂に溶ける)ビタミンには「過剰症」があるからです。

●【 ビタミンA 】をとりすぎると、頭痛、不眠、食欲不振
慢性疲労、月経不順、関節痛などがおこるケースがある。

●【ビタミンD】をとりすぎると、吐き気、下痢、肝臓障害が
おこるケースがある。

また、水溶性のビタミンCでも、度を超える大量摂取は下痢をすることもあるので、注意しましょう。

健康の基本は食事ですから、まず食生活の改善をしてサプリメントは補助的に使うことがよい方法です。ちなみに食事からのビタミン補給で「過剰症」になることはありません。参考になりましたでしょうか?

温泉は「毒」にもなる!?

お盆休みは家族で温泉旅行という方も多いかもしれませんね。

のんびり湯につかって、おいしい料理に舌つづみを・・・なんて、こういう機会がないとなかなかできませんね。

ところで「温泉は万病に効く」とは思っていませんか?

温泉療養の基本は長期滞在の「湯治」で、1日、2日くらいで病気が治ることはありません。
たとえばストレス解消のためでも、医学的には3日から4日の滞在が必要だそうです。なぜかというと、交感神経や内分泌系などは、新しい環境によって活動を始めますが、再調整されるまでに最低でもそれくらいの時間がかかるからだそうです。

また、「せっかく温泉に来たんだから」と1日に5、6回も入浴していませんか?
これは体に悪く、入浴は日に2回以下にするのがよいとのこと。特に病状が進行している時期や安静を要するときには、どんな病気であっても温泉には入らないほうがよいそうです。

あの夏目漱石が滞在先の温泉で大喀血をして生死をさまよったのも「胃潰瘍の療養」で温泉の入り方を間違えたからとのこと。早く病気を治そうと、1日に3、4回も長時間入浴を繰り返した結果、かえって潰瘍が悪化し大喀血したのだそうです。

温泉旅行も短期間の場合は純粋なレジャーとして楽しむことがよいようですよ。