2007年 1月 の投稿一覧

腹巻していますか!?

先日、腹巻って言葉を久しぶりに目にしました。

私が子供の頃は、寝るときに毛糸の腹巻をしていたような記憶がありますが、最近はまったくお目にかかっていませんでした。この「腹巻」が今女性に人気なんだそうです。

先日「FujiSankei Business i」の記事で見かけましたので抜粋して紹介します。

いま若い女性に「腹巻き」が人気だ。大手下着ブランドからおしゃれな腹巻きが相次いで登場、愛用者が増えている。

主に寒さ対策として使われる腹巻きだが、実は防寒以外にも、新陳代謝を正常に保ったり免疫力を上げるなどのさまざまな健康効果があり、医者も注目している。

「腹巻きの人気はとても良い傾向」とは、東京女子医科大学付属青山自然医療研究所クリニックの川嶋朗所長。おなかの冷えは全身の冷えにつながるため、健康面で大きな危険をはらむからだ。冷えは万病のもとだと川嶋所長は強調する。

最大の問題は、冷えによる血流低下。酸素や栄養を運ぶ役割の血流が悪くなると細胞の働きが鈍り、新陳代謝も悪化、老廃物排出も滞るため血栓のリスクも出てくる。

第二の問題は、低体温では酵素がうまく働かないこと。酵素は体内のさまざまな化学反応にかかわるため、酵素反応の悪化が脂肪代謝に影響すれば生活習慣病につながる可能性もある。

また“心の健康”にも冷えが関係すると説く。
「鬱病(うつびょう)の人のおなかを触ると必ず冷たい」。冷えて血流が低下すると脳内のセロトニン分泌が鈍るためだという。

冷えの解消には、局部的でなく全身の血流を良くするのがポイント。その意味で腹巻きは有効だ。川嶋所長は昨年、太ももを温めると白血球が増加し免疫力が上がることを実証した。太ももには多くの筋肉が集まり、温めれば全身の血流アップに直結するからだ。「手足など末端を温めるより、おなかや太ももなど体幹を温めるほうが効果的」。

さらに、おなか(小腸)には全身のリンパ球の7割が存在するため、温めれば免疫力が向上。女性の場合は子宮も温まるので、生理痛対策としても役立つ。

おしゃれな腹巻っていうところが少し笑えますが、冷え性の方は、ためしてみる価値はありそうですね。

発熱は戦いのシグナル!?

暖冬とはいえ、まだまだきびしい寒さが続いていますね。
かぜなどで体調不良ではありませんか?

かぜといえば、発熱、せき、鼻水、頭痛、筋肉痛などいろいろなつらい症状がでます。とくに熱がでると頭がボーッとして体がだるくなり、ひどいときには意識がもうろうとなることもあります。

平熱の目安は36.5度だといわれていますが、個人差があります。
ですから熱がある状態というのは、平熱より1度以上高い状態をいいます。平熱が35度の方であれば36度でも体調不良になることがあります。

この発熱という症状は自分の体が、細菌やウイルスと戦っている状態です。細菌やウイルス、がん細胞などは熱に弱いので、熱が出たときにガタガタと震えるのは、熱をさらに生み出して白血球の戦いを応援している行為なのです。

ですから、解熱剤ですぐに熱を下げることは体の戦いに水をさすことになるので、最初のうちは自然治癒力にまかせて無理に下げないほうがよいという話があります。しかし、38度以上の高熱ともなると体へのダメージのほうが大きくなるので例外です。

また、体温が1度上がると内蔵の働きは10%近くも低下するといわれており、腎臓の働きも低下するので、その結果尿も作りづらくなり、体で不要となったものの排出ができにくくなるので、高熱が続くようであればすぐに病院でみてもらいましょう。