季節の変わり目は、体調をくずしやすいと言われます。
原因のひとつとして、自律神経が季節に影響されるからだという話もあります。
自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあり、交感神経は、血圧を上げたり心臓のはたらきを活発にしてからだを緊張させ活動を高める作用で、副交感神経は、血圧を下げるなどして、リラックスさせるといわれています。
季節によっても自律神経のはたらきは異なり、春から夏にかけては気圧の低下により、うすい酸素を吸うことで脈拍数が少なくなり、副交感神経が優位な季節になります。
反対に秋から冬にかけては、気圧が高くなることで、濃い酸素を吸うことになり、脈拍も上がり交感神経が優位で緊張しやすい時期になるのです。
ですから、今の季節はストレスなどが原因で、緊張状態が続き、筋肉の緊張による肩こりや腰痛などが起きやすくなるのだそうです。
また、人のからだは、太陽が昇れば交感神経が優位になり太陽が沈むことで、副交感神経が優位になるリズムをもっています。
夜更かしや、徹夜が続くような不規則な生活を続けていると、からだのリズムがくずれて夜になってもなかなか寝つけなかったり、日中に眠くなるということにもなります。
生活のリズムを自然にし、自律神経のバランスをとることで、体調を回復させることができるかもしれません。
仕事や趣味などで、ついつい夜更かしをしがちですが、早起きをして朝日をゆっくり浴びることは、自律神経を安定させるためにはとてもよいことなのです。
また、睡眠をしっかりとることは、寝ている間にからだの細胞分裂や免疫細胞が活発に働くのを助け、疲労を改善してくれます。
体調が悪い方は、早寝早起きを心がけて生活のリズムを改善してみてはいかがでしょうか。
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