2007年 12月 の投稿一覧

こんな性格があぶない!?

毎朝、布団とお別れするのがつらい季節になりましたね。

健康やダイエットのために、朝ジョギングやウォーキングをしている方も多いのではないでしょうか?
しかし、からだのためには、朝よりも夕方に運動するほうがよいそうですよ。

朝は自律神経の交感神経と、副交感神経が切り替わるときなので、からだの状態が不安定なことに加えて、血圧が上がり心臓の心拍数も増えます。
そのような状態で無理な運動をすると、血管の事故が起きやすくなるのです。

ちなみに心筋梗塞を起こす人が多い時間帯は、朝の5時から午前中の11時までですが、特に多いのは朝9時から10時までの1時間。
これは血圧がもっとも高くなる時間帯と重なるそうです。特に脳卒中や、心臓に持病がある方は注意しましょう。

また脳卒中や心臓病になりやすい方は、性格にある共通性がみられるという話もあります。

その性格とは…

■ 攻撃的・野心的である
■ 競争心が強い
■ 短期で怒りやすい
■ ストレスがたまりやすい

思い当たることはありませんか?

このような興奮しやすい方は、交感神経を緊張させることが多く、血管が収縮しやすいために血圧が上がって、動脈硬化も起こりやすくなるそうです。
なんとなく納得できる気がしませんか。

また、アドレナリンなどのホルモンが増えてきて、血液を固まらせる血小板を刺激するので、血液がネバついて血栓ができやすくなるということも。

前回「笑い」の効果を話しましたが、なるべく怒らないように気をつけることも健康維持には必要みたいですよ。

からだの防衛システムは万全ですか?

これから年末にかけては、気ぜわしい日が続きそうですね。
こんなときこそ、体調には気をつけましょう。

ところで、ニュースによると早くもインフルエンザが流行しているとのこと…
うがいなどの予防はもちろん、ウイルスに負けないように免疫力を強くすることも大切です。

免疫力とは、からだにそなわった防衛システムです。

毎日口にする食べ物や空気には、目に見えないような細菌やウイルスも含まれ、その中の数パーセントは常にからだの中に入っています。
しかし、簡単に病気にならないのは免疫システムが守ってくれるからなのです。からだの中では、いろいろな種類の細胞が、白血球というチームを組んでウイルスや細菌と戦っています。

病原菌や異物は、からだのいろいろなところから入ってくるため、免疫細胞は血液やリンパ液の流れに乗って全身をパトロールしています。
それらの細菌などが侵入したときに、すぐにかけつけてくれるのが免疫細胞という、たのもしいものです。

カゼをひいたときに「のどが腫れる」「リンパ節が腫れる」といいますが、これはリンパ管を通って運ばれた病原菌が、その合流点のリンパ節でリンパ球と戦っているために起こる炎症です。

また、腸も微生物や細菌、病原菌が体内に侵入しやすい部分なので、全身の約3割もの免疫細胞が働いています。

免疫細胞には「同じウイルスにはかからない」という特徴があります。インフルエンザや、はしかの予防にワクチンの接種をすすめられるのは、ワクチンが免疫系に記憶をさせるための薬だからです。

このように、いろんな病気を未然に防いでくれる免疫細胞も、体調不良やストレスが原因で、パワーダウンします。
しかし、病原菌や異物は無数にあり、またそれぞれが個別に動いているため、免疫力が弱くなると、それらひとつひとつに対処することが困難になり、ウイルスや細菌に感染するケースが多くなるのです。

免疫細胞の働きすぎを防ぐためにも、手洗いやうがいなどで、なるべく体に病原菌が入らないように予防をしましょう。

免疫細胞を活性する方法としては、次のようなものがあります。
「睡眠を十分にとり、副交感神経の働きをよくする」
「お風呂にゆっくり入って、心身をリラックスさせる」

また「笑うこと」も重要で、間脳から免疫活性ホルモンが分泌され、細胞の活性を増したり、脳の機能を高める効果もあるといわれていますよ。