以前、呼吸は鼻でする習慣をつけることがよいという話をしました。
なぜかというと、もともと口は呼吸をするための機能はないため、ウイルスや細菌から扁桃腺などを攻撃されると、免疫機能が低下することにより、感染症などにかかりやすくなるからです。
また、舌の粘膜が乾燥することによる「味覚障害」、鼻の機能が低下することで「臭覚障害」をひき起こすともいわれています。
雑誌に次のような話が紹介されていました。
「調査の結果、無意識に口を開いていることがある人のなかで、楽だからと答えた人は全体(20~49歳の男女624人)のうち、口呼吸族で約31.4%、鼻呼吸族では約16.8%。
鼻呼吸族のほうが集中力が長く続き、睡眠の質が高いという傾向が出ました。逆に、口呼吸族は口臭やイライラ、肌荒れなどに悩んでいる人が多かった」とは、鼻づまり感を軽減する鼻腔拡張テープを販売するグラクソ・スミスクライン広報の話である。
この調査結果に明治大学の齋藤孝教授も、鼻呼吸は「息を整え、心を落ち着かせ、(仕事やテストの)パフォーマンスを向上させる」と。業績アップのためには鼻呼吸あるのみ!?」 プレジデントより
最近、イライラしたり仕事の能率が上がらないということはありませんか?
もしかしたら、口呼吸が原因なのかもしれません。また免疫の低下は、ほおっておくとさまざまな病気の原因になります。
症状が長引くようなら、早めに専門の医師に相談された方がよいですよ。
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