2010年 1月 の投稿一覧

食べ過ぎは体も脳も悪くする!?

「腹八分が健康の秘訣」といわれますが、これは体の冷えとも関係があるそうです。

食べ過ぎると、血液は消化のために胃や腸に集中するため、脳や筋肉など他への供給量が減ります。

このことが、体全体の熱を低下させ、冷えの原因になるとのこと。

体の冷えがよくないのは、血の流れが悪くなることで、白血球の作用が弱くなり、免疫力が下がって細菌やウイルスに感染しやすくなることもひとつです。

低体温症はガンになりやすいともいわれますね。

ちなみに、小食が体によいのは、次のような実験にもあらわれているようです。

アメリカでの実験だそうですが、年老いたネズミに毎日エサを与えるより、1日おきや2日おきと、断食ぎみにさせたほうが、長生きをしたという結果に。

また、血液が脳におよぼす影響についても、同様の実験でみられたそうです。

「老齢のネズミの摂取カロリーを40%までおさえると、脳内のドーパミンが増え、学習能力が高まったことから、小食が老化による脳細胞の損傷を抑えたと考えられる」とのこと。

パーキンソン病は、脳の血流不足が原因で起こるともいわれているそうですから、食べ過ぎが悪影響をおよぼすかもしれません。

しかし、血のめぐりをよくするためには、食事に気をつけるだけでなく、日頃から軽い運動をして積極的に体をあたためる習慣をつけることも大切ですよ。

ウォーキングのポイントは集中すること

今日は24節気の「小寒」、本格的な寒さはこれから。

北陸地方では、寒行托鉢という行が始まったそうですが、修行僧の精神力には驚きますね!

ところで、歩くということは、悟りにつながる行為のひとつだそうです。

「歩く」ことによって、脳内にセロトニンという物質が分泌され、脳や心によい影響をあたえるためだとか。

セロトニンの効果とは…

気分が爽快になり、元気になる

姿勢がよくなり、顔つきが引き締まる

体がよく動ける状態になる

痛みを緩和する

歩く方法によっても、セロトニンが活性化されるポイントがあるそうです。

それは「よけいなことを考えず、歩くことに集中する

考え事やおしゃべりをしながら歩くと、右脳が働きにくくなるため、セロトニンが分泌されにくいとのこと。

なので、集中できない人は歌詞がない単調なリズムをBGMにして歩くという方法がおすすめだそうです。

そういわれてみると、修行のお経などは理にかなっていますね。

朝日を浴びることもセロトニンを活性させるそうですから、太陽が登るころに歩き始めるのがベストですが、時間的に無理であれば、夜疲れない程度に歩いてみてください。

睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を促進してくれる作用で、熟睡できるようになるかもしれませんよ。

歩く時間は5分から30分程度でいいそうなので、さっそく始めてみてはいかがでしょうか。

※参考:致知2010年2月号