赤ちゃんの虫歯予防は、この期間が肝心!

健康の秘訣は「適度な運動」「良質な睡眠」「バランスよい食事」などといわれますが、特に血液や肉となる食物は、身体の形成にかかせません。

しかし、いくらバランスよい食事をしても、身体に吸収されなければ意味なし。

丈夫な歯でよく噛んで食べること。「歯が健康であること」が重要です。

虫歯でお悩みの方も多いと思いますが、これはミュータンスレンサ球菌(MS菌)という細菌が原因です。

もともと生まれたばかりのときには、この悪玉菌の影響はうけません。

なぜなら、このMS菌は歯の表面にしか住めないので、歯が生えていない乳幼児期は感染しないのです。

では、赤ちゃんが虫歯に感染しやすい時期はいつ頃かというと、乳歯が生え始めのとき。

この時期の食事で、おかあさんの口内にMS菌が増殖していると、口うつしや同じスプーンを使用したときに感染しやすくなります。

ですから、赤ちゃんにとって、乳歯が生え始める19ヵ月から31ヵ月(1歳7ヵ月~2歳7ヵ月)までの期間が大切

ちなみにこの期間のことを感染の窓と呼びます。

このような理由から、赤ちゃんの虫歯予防は、母親や父親はもちろん、養育者が気をつけることが必要です。

しかし、幼い頃はスキンシップも重要。

あまり神経質にならずに、歯科医師に相談し、歯のクリーニング方法や、MS菌の除菌を受けられてはいかがでしょうか。

肝臓病治療には国の助成制度があります

秋は年間を通しても、一番過ごしやすい季節ではないでしょうか。

行楽の秋、スポーツの秋、読書の秋など、いろいろ言われますが、食欲の秋という方も多いのでは?

この時期は、おいしい食材が豊富ですから、ついついお酒の量も増えてしまいますね (笑

しかし「酒は百薬の長」とはいえ、飲みすぎは体に毒。

お酒の飲みすぎで思い浮かぶのは、肝臓病ですが、意外にも、日本人の80%はウイルスが原因の肝炎だそうです。

ところで、C型、B型などの肝炎ウイルス検査は、無料で受けられるというのをご存じでしょうか?

検査は、都道府県や各市町村で行われているようなので、くわしいことは地域の保健所などにおたずねください。

また、C型、B型肝炎などのインターフェロン治療などには、国の助成金制度もあるようです。

助成制度にはいくつか条件があるようなので、医師や保険所にお問い合わせください。

■ こちらもご参考に

政府広報オンライン

風疹が大流行しているそうです!

9月も中旬となり、秋らしく朝晩は過ごしやすくなりました。

熱帯夜から解放され、「やっと熟睡できるようになった」という方も多いかもしれませんね。

免疫力を上げるためには、良質な睡眠がかかせません。体調を崩しやすい季節の変わり目をのりきってください。

さて、先日心配なニュースを目にしました。

風疹が流行しているとのこと…

妊婦が感染すると胎児にも影響が出るそうなので、特に女性の方はお気をつけください。

風疹の詳細は、こちらをご参考ください。

■ 風疹(三日ばしか)

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風疹の大流行が止まらない。

例年は春先から初夏にかけて感染が広がり、100~300人程度の患者の報告例しかないが、今年はすでに1300人を超える勢いだ。

特に人口が密集する都市部で突出。

妊娠中の女性が感染すると胎児に深刻な影響が出るおそれがあり、自治体は対策を急ぐ。

「のどが痛くて、熱があるんです」。
8月下旬、大阪市天王寺区の「上本町わたなべクリニック」を訪れた20代女性は苦しそうな表情を浮かべた。40度近い高熱。血液検査で風疹との結果が出た。

同クリニックでは今年2人目の患者だった。渡辺章範(たかのり)院長(38)は「大人の患者はこれまでほとんど無かったのに」と驚く。

初期は風邪と似て、診断が難しい。若い人は呼吸困難などの重症になりやすいという。

風疹の流行は今年、4年前に国が全国調査を始めて以来、最大規模となっている。国立感染症研究所(東京)によると、患者の報告は8月下旬までの集計で、昨年1年間(374人)の4倍近い1333人。

地域別にみると、東京都305、大阪府273、兵庫県222、神奈川県121の順で、人口密集地での患者報告が多い。

広島県9、岡山県5、四国4県で計5など徐々に周辺地域へも広がっている。

20120912

※朝日新聞より

良い汗をかいていますか!?

8月も残り一週間となりました。

朝晩は、いくぶん気温も下がり過ごしやすくなりましたが、油断は禁物。熱中症対策をお忘れなく。

ところで、汗はかいていますか?

これだけ暑いと、つい冷房が効いた快適な場所で涼を取りたくなりますね。

最近は、エアコンなどの普及によって、汗をかかない人が増えているとのこと。

しかし、「汗をかく」ということは、体の機能を正常にするために必要なことなのです。

体温が上昇すると、血液から血しょうが汗腺に取り込まれます。

汗腺には、血液中に含まれるミネラル分をろ過して、汗と一緒に分泌される前に体内に再吸収する働きがあります。

しかし、再吸収する能力には限界があり、すべての必要成分を再吸収することはできず、一部は水分とともに体外へ排出されてしまいます。このミネラル分が多いか少ないかによって良い汗悪い汗に分かれるのです。

悪い汗とは

汗をかく機会が減ると、汗腺の機能が低下して「汗をかけなくなる」という悪循環になります。ちなみに、汗腺は加齢によっても衰えてきます。

汗腺の機能が低下すると、ミネラル分の再吸収が上手くできずに汗と一緒に排出され、ミネラル分の多いベタベタした「悪い汗」をかくようになります。

このミネラル分の多い汗は蒸発しにくく、体温調節がうまく行われません。
また、アンモニアなどのニオイ成分を含むため、ニオイが発生します。さらに、アンモニアは皮膚表面をアルカリ化する作用があり、これが雑菌の繁殖を促して、汗のニオイはますます強くなることに。

良い汗とは

「良い汗」は、水に近いサラサラの状態の汗です。
蒸発しやすく、体温調節が順調に行われ、新陳代謝も正常に働きます。また、弱酸性で皮膚の菌の繁殖も抑え、無色、無臭、無菌でニオイもありません。

悪い汗をかきやすい生活習慣は次のようなこと。

◎バランスの悪い食事
◎運動不足
◎エアコンに頼りすぎる生活
◎水分不足
◎ストレスの多い生活

サラサラ汗にするためのポイントはこちら。

・バランスの良い食事
肉などの脂質の多い食生活を減らし、野菜をたっぷり食べ、バランスの良い食生活を送るよう心がける。

・エアコンに頼りすぎない
冷暖房に頼り、普段から汗をかきにくい状態が続くと、汗腺の働きが低下し、ニオイの原因にもなってしまいます。屋外へ出たり運動をして、自然な発汗をかく機会をつくりましょう。

・運動や入浴で適度に汗をかく
ニオイのない汗をかくためには、汗腺を活性化させる必要があります。ウォーキングなどの軽めの運動を毎日10分行ったり、ぬるめのお風呂でしっかり汗をかくと、汗腺が目覚めサラサラの汗をかくことができるようになります。

・禁煙
タバコにはアセトアルデヒドやアンモニア、ニコチンといったニオイの原因物質が含まれています。これらは体内で分解されにくく、汗と一緒に出てニオイを放ちます。

まだしばらくは残暑が厳しそうです。
適度に汗をかくことを習慣にして、健康な毎日をお過ごしください。

熱中症対策には、正しい水分補給を!

やっと梅雨が明けたと思ったら、連日猛暑が続いてます。
節電とはいえ、ついエアコンのリモコンに手が伸びてしまいますね…

お子さんや、年配の方は無理をせず熱中症対策をお忘れなく。

熱中症対策で必要なことは、水分の補給。脱水症の予防が大切です。

脱水症というのは、体に必要な体液が不足した状態のこと。

汗などで失っていく水分量よりも、体内に補給する水分量が少ないと「脱水症」が起きやすくなります。ちなみに「脱水症」は、水分不足だけではなく、体液に溶けているナトリウムやカリウムなども失われた状態のこと。

ナトリウムなどの電解質には、神経、骨、筋肉、臓器の機能を正しく保つ重要な働きがあため、不足すると命が危険な状態になることも。

かくれ脱水症とは?

自覚症状のない脱水症の初期状態をかくれ脱水症と呼びます。

脱水症は進行するまで、症状が出にくいのが特徴で、本人や周囲がそれに気がつかないため、対策が遅れることがあります。

これが脱水症の症状!

水分が失われると、血圧が下がったり、老廃物を排泄する能力が低下します。
また、脳の血流が減ると集中力の低下や、めまいや立ちくらみが起きることも。

次のような症状が脱水症の特徴です。

・強い喉の渇き
・食欲減退
・全身倦怠感
・脱力感
・めまい、立ちくらみ
・強い頭痛
・尿量の減少
・便秘
・唇や肌の乾燥
・吐き気
・筋肉がけいれんする

脱水症の重症度は、体重の減少率が目安

・軽 度 →体重減少が1~2% (軽い下痢、嘔吐、微熱)
・中 度 →体重減少が3~9% (血圧低下、臓器の血流低下)
・高 度 →体重減少が10%以上(心臓、腎臓、呼吸不全)

脱水症の対処方法

● 軽症の場合
まずは水分の補給。体液に近い濃度の電解質が含まれていた方が、速やかに体に吸収されます。ごく少量の塩を加えた水やスポーツドリンクがおすすめで、10℃前後の冷たいものの方が吸収速度が速くなります。極端に冷たかったり、味の濃い飲み物は避けましょう。

● 重症の場合
脱力感や眠気、頭痛などを起こすほどの脱水の場合には、病院などで点滴による水分補給を受けることで早く回復します。それ以上の脱水の場合には、緊急の処置を受ける必要があります。

脱水症の予防ポイント

脱水症は、野外だけに限らずどこでも起こる可能性があります。

● 室内
脱水症の多くは室内で起こります。マンションのように気密性の高い住宅では、風通しが悪くなり、汗が蒸発しにくく、体温が下がりにくいため熱中症になる危険が。

● 夜間
暑い季節のコンクリート製の住宅では、昼間にコンクリートにこもった熱が夜間に放熱されるため、気温が上がりやすくなります。そのため、寝る前に水分補給を控えると、発汗が増えて脱水症になりやすいのです。

● 運転中
窓を閉め切ると風通しが悪くなり汗が蒸発しにくいため、体温が上がりやすくなります。

《 ココがポイント! 》

・汗をかいていなくてもこまめに水分を取る(1回にコップ1杯程度)
・就寝前、起床時、入浴の前後は特に多めに水分を取る
・運動中は20~30分ごとに100~200ml程度の水分を取る
・運動後は減った体重分を補うように何回かに分けて飲む
・外出時は水やお茶を持参する
・野菜ジュースなどの栄養バランスの取れた水分を取る
・スポーツドリンクは糖分が多いため、飲みすぎには注意する(水で薄める)

特に高齢者は、脱水症により血液濃度が高まることで、高血糖状態となり、血液が固まりやすくなるため、脳梗塞など命にかかわることもあります。

夏本番はこれから!脱水症に気をつけて熱中症を予防しましょう。

赤ちゃんは、犬と一緒に育つことで病気に強くなる?

明日から三連休ですが、全国的に雨模様のスッキリしないお天気が続きそうです。どんよりした梅雨空は、気分も沈みがちになりますね…

しかし、梅雨明けが待ち遠しいのは、散歩に行けないペットも同じ。わが家の二匹の犬たちも、ストレス解消してあげないと。

ところで、犬を飼っている家庭の赤ちゃんは、感染症や呼吸器疾患にかかりにくいという調査結果が、アメリカの小児科専門誌に掲載されたそうです。

「フィンランドのクオピオ大学病院(Kuopio University Hospital)が行ったこの調査は、親が生後9~52週目に健康記録を取り続けた子ども397人を対象に行われた。

その結果、犬や猫が飼われている家庭の赤ちゃんは、せき、喘鳴(ぜんめい)、鼻炎などの感染性呼吸器疾患にかかる確率が約30%低く、また耳の感染症にかかる確率も約半分だった。

研究チームは、『動物との接触が免疫系の発達を助けることで、より整った免疫反応をもたらし、感染期間を短縮させるのではないか』と推論している。

調査では、感染リスクの上昇が考えられる要因(母親による授乳や保育施設の利用、さらには親の喫煙や喘息など)を排除しても、犬のいる家庭で育つ赤ちゃんで感染症を発症する確率が著しく減少したことが確認された。また抗生物質の投与回数も少なかったという。」

動物アレルギーの方にはおすすめできませんが、免疫力をつけるひとつの方法として参考になるかもしれません。

ちなみに、猫より犬の方が結果はよかったそうです。

以前お話しましたが、免疫には生まれつき持っている自然免疫と、獲得免疫といわれる抗体がつくられたことによる2つの免疫があります。

子供の頃に砂や泥遊びなどでいろんな菌に感染したり、治ることをくりかえすことで、しだいに抵抗力がついていくのです。

犬を飼うということも、同じような理由なのでしょう。

また、犬に限らずペットは、いやしなどの心理的に良い効果をもたらすため、アニマルセラピーも注目されています。生活環境がゆるせば、ペットを飼ってみるのもよいかもしれませんよ。