ウォーキングのポイントは集中すること

今日は24節気の「小寒」、本格的な寒さはこれから。

北陸地方では、寒行托鉢という行が始まったそうですが、修行僧の精神力には驚きますね!

ところで、歩くということは、悟りにつながる行為のひとつだそうです。

「歩く」ことによって、脳内にセロトニンという物質が分泌され、脳や心によい影響をあたえるためだとか。

セロトニンの効果とは…

気分が爽快になり、元気になる

姿勢がよくなり、顔つきが引き締まる

体がよく動ける状態になる

痛みを緩和する

歩く方法によっても、セロトニンが活性化されるポイントがあるそうです。

それは「よけいなことを考えず、歩くことに集中する

考え事やおしゃべりをしながら歩くと、右脳が働きにくくなるため、セロトニンが分泌されにくいとのこと。

なので、集中できない人は歌詞がない単調なリズムをBGMにして歩くという方法がおすすめだそうです。

そういわれてみると、修行のお経などは理にかなっていますね。

朝日を浴びることもセロトニンを活性させるそうですから、太陽が登るころに歩き始めるのがベストですが、時間的に無理であれば、夜疲れない程度に歩いてみてください。

睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を促進してくれる作用で、熟睡できるようになるかもしれませんよ。

歩く時間は5分から30分程度でいいそうなので、さっそく始めてみてはいかがでしょうか。

※参考:致知2010年2月号

梅は胃炎と糖尿病予防に効能「健康ニュース」

昔から梅干しは「水分代謝障害、血行不良、消化不良」の三毒を絶つといわれます。

今回それ以外にも、胃がんや糖尿病予防に効果がみられることが、研究でわかったそうです。

和歌山のみなべ町というところが「梅の効能」で特許を取得したとのこと。

詳細については下記をご参考ください。

—————- 産経新聞12月17日より ——————————–

梅に含まれる成分が、胃炎や胃がんの原因となるピロリ菌の運動を抑える可能性があり、糖を体内に取り入れる酵素の働きを弱め糖尿病予防にも期待できることが、和歌山県みなべ町と近畿大、県立医大など9機関の共同研究でわかり、同町が16日、研究に関する特許を取得したことを明らかにした。

研究者らは「梅干しの効能が科学的に立証された」としている。

県立医大の宇都宮洋才講師や近畿大の宮沢三雄教授らが、梅の成分でポリフェノールの一種の「シリンガレシノール」にピロリ菌の働きを阻害する効果があることを確認した。

また、小腸で糖を吸収する役割の酵素「α-グルコシダーゼ」の作用を妨げ、食事後の血糖値上昇をゆるやかにする可能性も解明した。

研究グループによると、梅干しを1日1個以上食べると、胃がんや糖尿病などの予防効果が見込めるという。

研究は平成13年に始まり、ピロリ菌の運動抑制については15年に、糖の吸収を抑える効果については16年にそれぞれ特許を申請し、6年かけて登録が認められた。

宮沢教授は「食べ方によっては医薬品以上の効果を期待でき、かつ副作用は少ない」と話している。

高齢者のうつ病が増えています

最近は経済的な不安や、ひとり暮らしの増加などによって高齢者のうつが増えているのだそうです。

うつ病は早期の発見で改善するそうですが、高齢者の場合は認知症と似た症状があり、間違われることがあるとのこと。次のような判別法もあるようですから、ご参考ください。

うつ病と認知症の違いの見分け方

鑑別ポイント 高齢者のうつ病 認知症
年齢 75歳未満に多い 75歳以上に多い
大事な物の場所 覚えている 忘れる
大事な物が盗まれたという なし あり
同じことを何度もたずねる なし あり
物忘れの自覚 訴える 乏しい
カギのかけ忘れ、鍋焦がし なし あり
冷蔵庫の中 少なくなる傾向 増えていく傾向
自殺願望・企画 あり なし
不眠の訴え あり なし
いらいらを訴える あり なし
倦怠感を訴える あり なし
肩こり、ふらつき、耳鳴り あり なし
食欲不振・体重減少 あり 少ない

中村祐・香川大学教授作成

認知症の場合は、自分がボケたこともわからないようですが、うつの場合はボケたことで悲観的になり、自殺されるケースも多いそうです。

高齢者をお持ちのご家族は、日頃のちょっとした仕草にも注意を払いたいですね。

参考資料:西日本新聞 2009/12/10

食のポータルサイトができました!

鍋物がおいしい季節になりましたね。

先日ラジオで「あなたの好きな鍋は?」というアンケートをしていました。

福岡という土地がらかもしれませんが、女性の方にももつ鍋は人気が高いんですね~
そういえば、自宅の近くのもつ鍋屋さんも連日満員です。
しかし、お客さんが増えてから味が落ちたという声も耳にしますが…

ところで、このたび健康管理士一般指導員が所属する、日本成人病予防協会運営の新サイトができました。

家庭や仕事で忙しい世代の女性たちに向けた食に関するポータルサイトです。

食を知って、食の力を味方につけて、さらに大人の女力をアップさせてみませんか?
エコレシピも紹介しています!

食のポータルサイト「食 Do!」

食事は健康の基本。ぜひ情報をお役立てください。

新たな国民病CKDとは?

「CKD」とは慢性腎臓病のことを指す言葉です。

今まで慢性糸球体腎炎や、糖尿病性腎症など、個別の病名で呼んでいた慢性の腎臓病を、まとめてCKDと呼ぶようになりました。

「腎臓の機能が正常の60%未満に低下していること、または、尿異常、特にタンパク尿が出ている状態が3ヶ月以上続く状態」と定義されています。

現在、日本には約1,330万人ものCKD患者がいるといわれ、これは成人の約8人に1人にあたる数字です。

また、透析療法を受けている方は増加傾向で、2010年には、30万人を超すとの予想から、慢性腎臓病が新たな国民病といわれるゆえんです。

困ったことに、CKDは自覚症状がなく進行し、放置したままにしておくと、末期の腎不全となって、透析療法や腎臓移植を受けなければならない状態になるので、注意が必要です。

しかもCKDになった人は、2~3倍も脳卒中や心筋梗塞などの心血管疾患が起こりやすくなることも分かっているそうです。

CKDを早期に発見する方法は「クレアチニン」の値を調べること。

クレアチニンとは、血液中の老廃物の一種で、通常は腎臓でろ過され、ほとんどが尿として排泄されますが、腎機能が低下している状態では、血液中に蓄積されてしまうため、そこから腎臓の働き具合をチェックすることができるのです。

血液中のクレアチニンを「血清クレアチニン」といいますが、健康診断をしたときにこの数値が上がっていないかを確認するようにしましょう。

予防のためには、血圧と尿検査が重要ですから、定期的に尿検査をされることをおすすめします。

■ こんな尿には注意しましょう

【赤っぽい、または茶色】
血液がまじっているため、急性・慢性腎炎または腎臓ガン、腎臓結石の疑いが。
尿も泡も濃い黄色肝臓や胆道の病気も考えられます。

【白く濁っている】
濁りの原因は、細菌や白血球の残骸。腎盂腎炎や、ぼうこう炎の場合があります。

【ツンとするにおいがある】
ぼうこう炎などで、細菌が繁殖すると、ツンとした刺激臭がすることがあり、
尿路感染症の疑いがあります。

【甘酸っぱいにおいがする】
糖尿病の疑いが。体内で糖の代謝異常があると、肝臓で脂質を多く利用するため、
ケトンという代謝物質が尿の中に出て、甘酸っぱいにおいがします。

【沈殿物がある】
腎臓結石、尿路結石があると、結石のかけらが混じることが。腎盂腎炎や
ぼうこう炎などの感染症でも沈殿物がまじることがあります。

【泡が立っている】
タンパク尿が疑われ、腎臓病の場合があります。

※予防医学学術刊行物「ほすぴ」参照

男性の方へ!乳がん検診してますか?

10月は「乳がん撲滅月間」でした。

いろんなところで、イベントが開かれていましたが、検査には行かれましたか?

ほとんどの男性は、関心が薄かったかもしれませんね。

そういう私も検査したことないんですが…

しかし、確率が低いとはいえ、男性も乳がんになる可能性はあるんです。

女性にくらべれば、わずか1%ほどだそうですが、アメリカでは年間約400人の男性が乳がんで亡くなっているそうです。年齢的には、50~60歳代に多いとのこと。

そういえば、ロックバンド「キッス」の元ドラマーのピーター・クリスさんも、61歳のときに乳がんになられたようですね…

検査を受けるのは、勇気がいりますが、命にかかわることなので、それらしい「しこり」ができていたら、早めに検査をしましょう。

ちなみに男性の場合は、胸全体ではなく、乳輪にできることが特徴だそうですから、お風呂に入ったときにでも、こっそりチェックしてみてください。