病原菌はインフルエンザだけではありません!

そろそろ全国的に梅雨入りでしょうか?

ウイルスは湿気に弱いといいますから、インフルエンザの流行もひと段落かもしれませんね。

しかし、梅雨時といえば、食中毒が心配される季節です。
特に生ものの調理は気をつけましょう。

先日、某テレビ番組である病原菌が紹介されました。

「 ビブリオ・バルニフィカス 」

腸炎ビブリオやコレラ菌の一種だそうで、感染するとまたたく間に増殖し、24時間以内に発病するそうです。

この菌は”殺人バクテリア”とも呼ばれ、手遅れになると急性の敗血症によってわずか3日で死亡するケースもあるとのこと…
死亡率は50%~80%!

約30年ほど前には、長崎大学医学部の教授の論文に「急激に体が腐り、死にいたる」と、寒気がするような紹介をされています。

この菌は海中に存在し、20度を超えると増殖が速くなり、魚介類に付着してそれを食べることが感染源に。

しかし、この菌ってあまり耳にしませんね?

なぜかというと、健康な人は発症しにくいからなんです。

厚生労働省のサイトによると、「肝臓疾患、免疫力の低下などを基礎疾患として持つ方や貧血の治療で鉄剤を内服している方」は注意が必要との説明がありますから、からだの抵抗力が落ちているときや、肝機能が低下した状態のときには要注意かもしれません。

くわしくはこちら

ビブリオ・バルニフィカスに関するQ&A

最近はインフルエンザばかりが話題になっているようですが、私たちが知らない病原菌は無数にあります。

日ごろから、免疫力を上げる食生活や生活習慣に気をつけ、からだに抵抗力をつけるようにしておきましょう!

鼻呼吸が仕事の効率を上げる!?

以前、呼吸は鼻でする習慣をつけることがよいという話をしました。

なぜかというと、もともと口は呼吸をするための機能はないため、ウイルスや細菌から扁桃腺などを攻撃されると、免疫機能が低下することにより、感染症などにかかりやすくなるからです。

また、舌の粘膜が乾燥することによる「味覚障害」、鼻の機能が低下することで「臭覚障害」をひき起こすともいわれています。

雑誌に次のような話が紹介されていました。

「調査の結果、無意識に口を開いていることがある人のなかで、楽だからと答えた人は全体(20~49歳の男女624人)のうち、口呼吸族で約31.4%、鼻呼吸族では約16.8%。
鼻呼吸族のほうが集中力が長く続き、睡眠の質が高いという傾向が出ました。逆に、口呼吸族は口臭やイライラ、肌荒れなどに悩んでいる人が多かった」とは、鼻づまり感を軽減する鼻腔拡張テープを販売するグラクソ・スミスクライン広報の話である。

この調査結果に明治大学の齋藤孝教授も、鼻呼吸は「息を整え、心を落ち着かせ、(仕事やテストの)パフォーマンスを向上させる」と。業績アップのためには鼻呼吸あるのみ!?」 プレジデントより

最近、イライラしたり仕事の能率が上がらないということはありませんか?

もしかしたら、口呼吸が原因なのかもしれません。また免疫の低下は、ほおっておくとさまざまな病気の原因になります。
症状が長引くようなら、早めに専門の医師に相談された方がよいですよ。

正しい手洗いしてますか?

最近、新聞の一面は新型インフルエンザ関係のニュースが多いですね。
日ごとに感染者が増えているようで、対岸の火事ではありません。

幸いなことに鳥インフルエンザに比べ、毒性が少ないようで、感染しても死亡率は低いともいわれています。しかし、まだ未知の部分がたくさんありますから、用心するに越したことはないようです。

ところで、インフルエンザ予防でよくいわれることは「人ごみをさけ、マスクやこまめに手洗いをする」ということですが、正しい手洗いの方法はご存知ですか?

ポイントは、次のようなことだそうです。

約30秒くらい時間をかけて入念に洗う

ツメの間や親指、手首も忘れずに洗う

手を洗ったあとは、蛇口に直接触れない

30秒って意外に長いですね。
今まで5,6秒ですませてましたから…

忘れやすいのが、「洗った手で蛇口をさわらない」ということ。
せっかくの手洗いが無駄になりかねません。
手を洗ったあとは、ひじで蛇口を閉めるという説明をされてるサイトもありましたが、これは結構コツがいります(笑)
一般的なのは、紙タオルや清潔なハンカチを利用して閉めるということではないでしょうか。

新型インフルエンザは、夏にはいったん収束して、冬に再流行するという説もあるようです。感染しても大事にならないように、日ごろから規則正しい生活を心がけて、体に抵抗力をつけておくこともお忘れなく。

仕事が趣味になっていませんか?

いよいよ来週からゴールデンウィークです。

仕事の疲れがたまっている方は、家でゴロゴロして過ごすことも、休養になるかもしれませんね。

しかし、体だけでなく、心のストレスも解消するには、好きなスポーツで体を動かしたり、趣味にぼっとうすることが効果的だといわれています。

日ごろ忙しくてできなかったことはありませんか。

たとえば映画を見る、絵を描く、本を読む、釣りをする、カラオケや楽器の演奏をするなどなど…このように、たまには「自分が主人公」になって行動することが心の健康のためには必要だそうです。

なかには「仕事が趣味」という方もいらっしゃるのでは?

しかし、仕事は複雑な人間関係がからむことが多いため、気持ちを押さえることが必要で、自分の思い通りに進むことはまれです。

次のような経験はありませんか。

■ 会社が休みでも仕事が気になって落ち着かない。

■ 仕事をしていないと罪悪感がわいてきて、じっとしていることや、趣味の時間を過ごすことがストレスになる。

■ 会社から取り残されたようで、強い不安感を感じる。

思いあたれば休日神経症かもしれません。

休みの日でも会社に行って仕事をする方が楽で、気分が落ち着く…
そう思っていても、実はストレスがたまっているそうです。

以前は、男性ビジネスマンに多かった症状だそうですが、最近は働く女性にもみられるとか。常に仕事に追われる日々を過ごしていると、いつかは疲れ果てて燃えつき症候群になってしまうかもしれません。

休日は、自分が主役になって、心を自由に開放してみませんか?
また新たなヤル気が出てくるかもしれませんよ。

歩くことのメリットはこんなにある!

自然治癒力で健康維持を

最近さわやかな朝が続いています。ウォーキングには最高の季節になりましたね。

よく歩くほうですか?

今の時代は交通網が整い、車やバイク、自転車なども普及しているため、歩く機会が少なくなりました。しかし、健康のことを考えると歩くことはとても大切です。

からだの筋肉は約600あるといわれ、そのうちの3分の2は下半身だそうです。

下半身の筋肉は、上半身の約2倍のスピードで老化が進んでいるといわれますから、下半身を動かさないということは、老化を進行させているようなものです。

また、足の筋肉は脳細胞とも関係が深く、歩くことや下半身をよく動かすことが、脳の老化防止にも役立つとのこと。

さらに、歩くことで次のような効果も期待できます!

下半身から心臓へと血液の戻りがよくなり、全身の血液の循環がよくなる

血管の老化予防の働きがある善玉コレステロール(HDL)は、歩くほどからだの中で増えてくる

よく歩く人は、心筋梗塞や心臓病になる確率が低くなるというデータがある

一定の時間以上を歩くことで、からだの脂肪が燃焼しやすくなり、肥満解消に効果がある

女性の悩みである「生理痛、肌荒れ、低血圧、肩こり」なども血液の循環がよくなることで、改善しやすくなる

酸素がからだの中によく取り込まれ、腹式呼吸が行わて、横隔膜の動きが活発になり、腸の動きがよくなることで、便秘が解消されやすくなる

血流量が増えることで、老廃物が早く取りのぞかれるため、細胞の新陳代謝がよくなる。また、足のうらのツボなどが刺激される

歩く目安は、1日8000歩くらいがよいというデータもあるそうですが、最初から無理な目標を立てるのではなく、好きな音楽を聞きながらとか、お気に入りの場所を歩くなど、楽しむ工夫をして、少しずつ距離を伸ばしていくほうがよいかもしれません。

また、毎日歩くことが無理であれば週3回くらい(1日おき)くらいでも効果はあるそうです。とにかく継続することが必要ですから、ご自身の生活習慣にあった方法をみつけてください。

緊張がたまっていませんか?

日の出が早くなりましたね。

そのせいか6時くらいには目が覚めるようになり、出勤時間までに余裕ができました。朝の30分、1時間は貴重ですから。

「春眠暁を覚えず」で、目覚まし時計のお世話になっていませんか?

ところで、朝自然に目が覚めるという方は、健康そうな感じがしますが、なかには過緊張が原因で、目覚めが早くなることもあるそうです。

過緊張とは、自分ではコントロールできないほど、心身の緊張が進んでしまった状態のことで、毎朝、目覚まし時計が鳴る前に目が覚めるというのも、仕事などの緊張状態が続いていることが原因の場合もあり、そのままにしておくと、ストレスがどんどんたまっていくことも…

女性の方は、「冷え症や肩こり」に表れることがあるようです。

また、眠りが浅く夜中に何度も目が覚める、暑くもないのに汗をかいたり、喉や胸につかえを感じて呼吸が浅くなったりする。寝起きなのに肩が凝り固まっている。などの症状も、過緊張が考えられるとのこと。

なりやすい性格は、几帳面、まじめ、頑張りすぎる人だそうですが、いかがですか?

過緊張は、自律神経の交感神経が影響しているようですので、できるだけ規則正しい生活リズムを心がけ、寝る前にはリラックスして、副交感神経が優位になるような工夫が必要です。

たとえば、ゆっくり入浴した後に、読書や音楽などの趣味で疲れた心をいやしたり、お酒を飲める方はアルコールもよいようです。
飲みすぎは禁物ですが…

お風呂上りに軽い運動をしたり、マッサージなども効果的です。

しかし、気があせってリラックスすることがプレッシャーになるようだと逆効果ですから、ご自身にあった方法でストレス解消してくださいね。