薬の飲み方は間違っていませんか?

今年も残り半月となりました。早いですね~

クリスマスや忘新年会など、お酒を飲む機会が増えるのではないでしょうか?

酒は百薬の長ともいわれ、適量であれば血行をよくし、ストレス解消のためにも役立ちます。軽いカゼくらいなら、卵酒でからだを温めるだけで、翌朝はスッキリ!ということも。

しかし、体調不良で薬を服用している日や、持病で日ごろから薬を利用している人は気をつけましょう。

お酒と薬をいっしょに飲むと、吸収がよくなり過ぎるために薬が効きすぎたり、副作用が高まることで、思いがけない症状が出ることがあります。

たとえば、精神安定剤や睡眠薬といっしょにお酒を飲むと、意識がなくなったり、血圧が下がりすぎて、呼吸が止まってしまう状態になる危険もあるそうです。

また、薬が効きすぎることで、胃や肝臓に負担がかかり、肝機能障害を起こす心配も…

ちなみに栄養ドリンクも、薬との併用はよくありません。

栄養ドリンクに含まれるカフェインの影響が強く出すぎるために、カフェインの作用である脳を刺激して興奮させる、また心臓の収縮力を強めるという作用が強くなり、からだや精神にも影響がでる場合があるとのこと。

特に、ぜんそくの薬はカフェインに似た作用があるので、相乗効果によりイライラや動悸がひどくなる場合がみられるそうです。

年末年始は、胃腸薬のお世話になっている方も多いかもしれませんが、これも栄養ドリンクのカフェインが、胃酸の分泌を促進して、胃腸薬の作用と相殺するために効果がでにくくなります。

薬は利用しないに越したことはありませんが、使用前には必ず注意書きを確認したり、わからないことがあれば医師や薬剤師さんにたずねるようにしましょう。

ヒートショックに注意しましょう

先日、福岡にも初雪が降りました。11月の初雪としては25年ぶりだったそうですが、日ごとに寒さが厳しくなってきていますね。

そろそろヒートショックに気をつける季節です。

ヒートショックとは、急激な温度変化によって、体がダメージを受けることで、これにより血圧が急上昇したり、急下降するということがおこります。

暖房がきいた部屋から、寒いところに出るようなときには、血管が収縮し、血圧が急に上昇するため、脳出血なども心配されます。

気をつけたいのは、入浴時。

あるデーターによると、平常時に最高血圧123の人が、室温10度で脱衣後に湯船につからず、そのまま体を洗うと、159まで上昇したという話も…

また、入浴などで急に体が温められると、血管が広がるため、急激に血圧が低下。さらに汗をかくことにより、血液の粘度が上昇し、脳梗塞や心筋梗塞、失神などを起こす危険性があります。

厚生労働省の調査では、お風呂でおぼれて亡くなった人は、ここ数年3000人前後で、そのうち65歳以上は90%近くにもなるそうです。

そのようなケースを含めると、ヒートショックによる死者は年間で1万4000人にもなるといわれています。

対策としては、脱衣所に小型のヒーターなどを設置し、入浴前に温めておくこと。

浴室はお湯をはるときに、蛇口からではなく、シャワーでお湯を入れるようにすると、蒸気が浴室に満たされて、温度が5~10度も上がるそうです。
おためしください。

また、お湯の温度は熱めよりも、40~41度くらいが、体への負担が少ないそうですよ。ゆっくりつかって、心身ともにリラックスしましょう。

お風呂以外で気をつけたい場所といえば「トイレ」。

ここも小型のヒーターで温めておいたり、ガラス窓にはカーテンをつけるなどして冷え対策を。

冬はこれからが本番、早めの寒さ対策をお忘れなく。

ダイエットを始めるなら冬がベスト!

11月に入り、早朝は吐く息が白くなるほど冷え込んできました。

ウォーキングを始めて1年が過ぎましたが、これから3月あたりまでが一番つらい季節です。暖かいフトンから出るのは、勇気がいりますね…

しかし、冬はダイエットをするにはベストシーズン!

なぜかというと、基礎代謝が高くなる季節だからです。

基礎代謝とは、じっとしていても消費されるエネルギーで、このおかげで、寝ている間も細胞が働き続け、呼吸や体温を維持することができているのです。

夏よりも冬のほうが基礎代謝が高くなるのは、寒さに負けないように、体温を上げる必要があるからです。人間のからだって、よくできていますね~

なので、この季節に運動をすることで、脂肪が燃えやすくなります。
燃焼には酸素が必要ですから、酸素をたくさん取り入れることができる、有酸素運動がおすすめです。

ウォーキングやジョギング、水泳などを最低でも20分以上は続けるようにしましょう。

ウォークマンやipodを聞きながらの、ウォーキングだと40分くらいなら苦痛なくできると思います。音楽以外でも、いろいろなものが配信されていますから、お好みのもので試されてはいかがでしょうか。

また、基礎代謝は40歳を過ぎると落ちてくるといわれていますから、いつまでも若い頃のような食生活を続けていると、運動をしていてもエネルギーの消費が追いつかず「おなかポッコリ」の状態に…

あるていどの年齢になれば、生活習慣病の予防のためにも、野菜中心の食事に切りかえることが必要のようです。

ちなみに、筋肉が多いと基礎代謝も上がるといわれていますから、筋力アップの運動もプラスすることで、さらにダイエット効果が期待できるかもしれません。

さっそく今月から始めてみませんか?

秋になっても蚊が飛んでいませんか?

先日、姉がこんなことを。

「最近、蚊のようなものがよく見えるんだよね…」

同じような経験はありませんか?

それは飛蚊症(ひぶんしょう)かもしれません。

目の前を、小さなほこりのようなものが連なって見えたり、フワフワとしたものが浮かんで見える症状で、蚊が飛んでいるように見えることから、この名がついたそうです。

原因は、眼球内の大部分を占めている「硝子体」が、年をとるにつれて均一ではなくなり、水分と線維質とに分解するために、毛玉のようになった線維質が糸くずのように見えるためです。

老化現象のひとつとだと考えられ、50歳代から60歳代にかけて、硝子体が縮んで網膜からはくりするときに症状がでる場合が多いようです。

2、3個の浮遊物が、ときどき見えるのは「生理的飛蚊症」であまり心配はないとのこと。

しかし、「一面に炭の粉をまいたようなもの」が見える場合は、硝子体出血などが原因の場合もあり、網膜はく離の前兆になることもあるようなので、自己診断せずに、早めに眼科で診察してもらうほうが安心ですよ。

かくれ冷え性ではありませんか?

「冷え」といえば女性によくみられる症状ですが、最近は冷房のききすぎや、食生活のみだれから、男性や子供にも冷え性が増えているそうです。

なぜ冷えがよくないかというと、体温が低下することで代謝が悪くなり、血液の循環にも悪影響がでるからです。

その結果、肩こりや頭痛、めまいや動悸といった症状があらわれ、これを放置していると、心筋梗塞や脳梗塞、ガンといった重病に進行することも…

自覚している方は、いろいろな対策をしていると思いますが、なかには気がつかないかくれ冷え性の方もいるようです。

たとえば、運動もしていないのに、食事をしただけでたくさんの汗をかく方は、冷えの原因になるからだの余分な水分を排出して、からだを温めようとしている状態だそうです。むくみや手足がほてる方も冷え性の疑いがあるとのこと。

からだが冷えているサインとしては次のようなことです。

・目の下にクマがある

・鼻の頭が赤い、または赤ら顔である

・唇が紫っぽい色をしている

・手のひらが赤い

・青あざができやすい

・生理不順や不正出血がある

・痔による出血がある など

また、おなかをさわって冷えているのは、全身が冷えているサインだそうで、とりあえず簡単にからだを温める方法としては「腹巻」がおすすめです。

オシャレな腹巻もあるそうですから、ぜひおためしください。

おなか以外にも、マフラーで肩、スパッツやタイツで下半身を冷やさないことも効率よく温める秘訣だそうです。男性なら、靴下を厚めにしたり2枚重ねにして、冷え対策をするとよいかもしれません。

ちなみに、低体温とは35.5度ちかくの体温で、健康的な免疫力が高い状態の体温は36.5~37度といわれています。

日ごろの体温チェックも大切ですね。

予防のしすぎは免疫力をおとす?

病気の予防には免疫力をつけることが大切だといわれます。

ところで、免疫力には2種類あるのをご存知でしょうか?

ひとつは生まれつき持っている自然免疫で、もうひとつは獲得免疫といわれる抗体がつくられたことによる免疫です。

抗体とは、ウィルスや微生物が体の中に侵入したときに、白血球のリンパ球が病原菌を無力化する物質をつくるものです。

病原菌に抵抗する抗体は、1種類に対して1つ作られ、一度感染したウィルスには、かからないといわれます。

こどものときにうける予防接種は、この性質を利用して、ごく弱い病原菌を体に入れ、抗体をつくることで、あらかじめ病気から予防しているのは、よく知られていることです。

また、こどものときに砂や泥遊びなどをすることで、いろんな菌に感染したり、治ることをくりかえすことで、体にだんだんと抵抗力をつけることにもなります。

ですから、幼いころに雑菌などに対して過剰になりすぎると、かえって獲得免疫が少なくなり、おとなになってから感染症にかかりやすくなる心配も…

保育園や幼稚園、小学校などの集団生活は、社会生活や勉強を学ぶところだけでなく、病気に対する抵抗力もつける大切なところなんですね。

ニュースでは、新型インフルエンザの話題も聞かれますが、感染しても軽い症状ですむように、日ごろから抵抗力をつけるような食事や、生活習慣に気をくばりましょう。