化繊アレルギーは薬に注意!?

この季節になると、毎年「花粉症」が話題になります。
花粉症もアレルギーの一種で、一般的なものがスギ花粉です。

しかし、アレルギーはスギ花粉だけが原因ではありません。
他の草木の花粉や、ダニ、ホコリが原因の場合もありますから、何に対してのアレルギーなのか調べることも大切かもしれません。

また、化学繊維を着るとチクチクするとか、かぶれるという方は薬アレルギーを起こしやすいそうです。
なぜなら、そのような方は化学物質に敏感な体質になっているからです。薬は石油製品(化学物質)が多く、それを体が排除しようとして薬アレルギーがおこりやすくなります。
過去に薬を飲んでアレルギー症状が出た方は、処方してもらうときに、必ずそのことを話しましょう。

アレルギーは、体が異物と認識したものに対して抗体をつくり、それが我慢できる限界を超えるたときに発症します。
限界には個人差がありますから、これまで薬アレルギーがない方も、化学繊維で「最近かゆみが出だした」「かぶれるようになった」という方はその兆候があるかもしれません。
薬をもらうときには、告げるように気をつけましょう。

だ液は虫歯の予防に必要!?

小学生の頃、給食の時間に先生から「よく噛んで食べましょう」とよく言われていませんでしたか?

これは消化を助けるためでもありますが、噛むことによってだ液の分泌を活発にするためでもあります。

「だ液」の大事な働きは、歯や粘膜の汚れを洗い流して口の中を清潔に保つことです。また、だ液のたんぱく質は歯の表面に膜を作り虫歯を防いでくれます。
しかし、だ液の分泌量は加齢や生活習慣の乱れによって減ってしまいます。

女性の場合は閉経するとホルモンの関係で、口腔内乾燥とよばれるドライマウスが起こりやすいそうです。「口が渇く」という状態は、自律神経の影響を受けて、緊張や不安を感じたりイライラすると、だ液にねばりが出てくるためです。逆にリラックスしたときはサラサラのだ液になります。

だ液の分泌を活発にする方法は、よく噛む習慣を作ることですがガムを噛むことでも、だ液の分泌を補うことができるそうです。最近はほとんどシュガーレスガムになりましたから虫歯や肥満の心配はありません。
また、チーズもだ液の分泌をよくしてくれて、酸性になった口の中を中和してくれる働きがあるそうです。

以前、ガムを噛むことで、耳鳴りや難聴の改善に効果がある話を紹介しましたが、ガムっていがいと健康のために役立つんですね。

腹巻していますか!?

先日、腹巻って言葉を久しぶりに目にしました。

私が子供の頃は、寝るときに毛糸の腹巻をしていたような記憶がありますが、最近はまったくお目にかかっていませんでした。この「腹巻」が今女性に人気なんだそうです。

先日「FujiSankei Business i」の記事で見かけましたので抜粋して紹介します。

いま若い女性に「腹巻き」が人気だ。大手下着ブランドからおしゃれな腹巻きが相次いで登場、愛用者が増えている。

主に寒さ対策として使われる腹巻きだが、実は防寒以外にも、新陳代謝を正常に保ったり免疫力を上げるなどのさまざまな健康効果があり、医者も注目している。

「腹巻きの人気はとても良い傾向」とは、東京女子医科大学付属青山自然医療研究所クリニックの川嶋朗所長。おなかの冷えは全身の冷えにつながるため、健康面で大きな危険をはらむからだ。冷えは万病のもとだと川嶋所長は強調する。

最大の問題は、冷えによる血流低下。酸素や栄養を運ぶ役割の血流が悪くなると細胞の働きが鈍り、新陳代謝も悪化、老廃物排出も滞るため血栓のリスクも出てくる。

第二の問題は、低体温では酵素がうまく働かないこと。酵素は体内のさまざまな化学反応にかかわるため、酵素反応の悪化が脂肪代謝に影響すれば生活習慣病につながる可能性もある。

また“心の健康”にも冷えが関係すると説く。
「鬱病(うつびょう)の人のおなかを触ると必ず冷たい」。冷えて血流が低下すると脳内のセロトニン分泌が鈍るためだという。

冷えの解消には、局部的でなく全身の血流を良くするのがポイント。その意味で腹巻きは有効だ。川嶋所長は昨年、太ももを温めると白血球が増加し免疫力が上がることを実証した。太ももには多くの筋肉が集まり、温めれば全身の血流アップに直結するからだ。「手足など末端を温めるより、おなかや太ももなど体幹を温めるほうが効果的」。

さらに、おなか(小腸)には全身のリンパ球の7割が存在するため、温めれば免疫力が向上。女性の場合は子宮も温まるので、生理痛対策としても役立つ。

おしゃれな腹巻っていうところが少し笑えますが、冷え性の方は、ためしてみる価値はありそうですね。

発熱は戦いのシグナル!?

暖冬とはいえ、まだまだきびしい寒さが続いていますね。
かぜなどで体調不良ではありませんか?

かぜといえば、発熱、せき、鼻水、頭痛、筋肉痛などいろいろなつらい症状がでます。とくに熱がでると頭がボーッとして体がだるくなり、ひどいときには意識がもうろうとなることもあります。

平熱の目安は36.5度だといわれていますが、個人差があります。
ですから熱がある状態というのは、平熱より1度以上高い状態をいいます。平熱が35度の方であれば36度でも体調不良になることがあります。

この発熱という症状は自分の体が、細菌やウイルスと戦っている状態です。細菌やウイルス、がん細胞などは熱に弱いので、熱が出たときにガタガタと震えるのは、熱をさらに生み出して白血球の戦いを応援している行為なのです。

ですから、解熱剤ですぐに熱を下げることは体の戦いに水をさすことになるので、最初のうちは自然治癒力にまかせて無理に下げないほうがよいという話があります。しかし、38度以上の高熱ともなると体へのダメージのほうが大きくなるので例外です。

また、体温が1度上がると内蔵の働きは10%近くも低下するといわれており、腎臓の働きも低下するので、その結果尿も作りづらくなり、体で不要となったものの排出ができにくくなるので、高熱が続くようであればすぐに病院でみてもらいましょう。

薬で病気は治らない?

2004年度の国民医療費は32兆円だったそうです!
しかも高齢者人口が増えるにつれて、医療費は加速度的に増えるといわれています。たしかに、びっくりするくらいたくさんの薬を飲んでいる方も見かけたことがあります。

免疫に関する書籍を多く執筆されている安保徹さんは『薬はもともと毒』といわれています。最近出版された本にこんな話が載っていました。

薬にたよるのではなく、人間が適応してきた環境を提供することこそ、最大の薬なのです。いわゆる科学的な薬物療法で病気が治るわけがありません。
血圧を下げる薬にしろ、糖尿病の薬にしろ、薬が薬を呼ぶだけです。医師から薬を処方されることになった最初のきっかけは心配事を抱えていたり、忙しい日が続いて疲れがたまって、どうも調子が悪いといったことです。
処方された薬を飲めば、一時的に症状は解消するでしょう。しかし、そのまま生活習慣を改めなければ症状は慢性化し、薬をのみ続けることになります。抗ガン剤にかぎらず、薬はもともと毒です。毒に反発する生体反応を利用して症状を改善させるのです。ですから、病を治すのは薬ではなくて人間の身体なのです。

薬はもともと毒であるということを忘れて長期にわたってのみつづけると、薬の副作用がもたらす害で、のまなければならない薬が増えます。基本的に、人間がのんでいい薬はありません。

そういえば先日、テレビのある番組で脳性麻痺になった子供の話が放映されていました。原因はぜんそくで処方された薬の副作用だったようです。たしか5歳くらいのお子さんでしたので、ひとごととは思えません・・・。

安保さんによると、生き物にはもともと自分で自分をいやす能力がそなわっていて、病気を治すのはからだがもつ免疫力、自然治癒力が重要とのことです。

薬を使うまえに、生活習慣を見直して改善することが必要かもしれませんね。

おなかの調子はいかがですか?

忘年会シーズンになりましたが、暴飲暴食をしていませんか?

「飲みすぎ食べすぎにはパン○ロン」というCMもありましたが、お世話になっている方も多いのではないでしょうか。

胃や腸は、からだのもとになる栄養を吸収するところですから、とても重要な部分です。便秘や腸内細菌のバランスがくずれて、腸内で有害な物質が発生して肌あれ、吹き出物が出やすいということをよく聞きますが、腸の健康はアレルギーにも関係しているのだそうです。

からだに何らかのアレルギー症状が出ているときには、腸の粘膜も過敏になっています。このような状態のときは、腸の粘膜にも炎症ができていたりして、皮膚や粘膜の働きに重要なビタミンなどの吸収ができにくくなり、アレルギー症状が治りにくい状態となっているのです。

このようなときは、刺激物や薬の乱用はさけて消化のいい食品をとることを心がけ、腸を元気にしてからでないとアレルギーの治療も効果が出にくいうえに、体力をさらに消耗してしまいます。
アレルギー症状を改善していくには、特に腸の状態に気をくばり、原因の解決も心身両面から行うことが重要です。

また、胃や腸は感情と密接な関係にあり、ストレスのダメージを受けやすいところです。緊張するとおなかが痛くなったり、旅行で便秘になるなど、病気ではないのにおなかの異常がおこる時は「過敏性腸症候群」の可能性があります。

次の症状が3つ以上当てはまる方は注意が必要です。

・下痢や便秘が何週間も続く
・下痢と便秘を交互にくりかえす
・おなかが張る
・排便後に腹痛が治まる
・排便後にも便がおなかに残った感じがする
・よく急に下痢をする
・便がうさぎのフンのようにコロコロと固い
・1日の排便の回数が増えた
・便秘が続くようになった

いかがでしたか?
思い当たる方は心の持ち方や、生活習慣を見直してみましょう。
たとえば、朝30分早く起きて朝食とトイレタイムをゆっくりとる。昼食や間食は消化のよいものをとる。残業などで夕食が遅くなりそうな時は、とりあえずパンなどで空腹を解消しておくなど、ちょっとしたことが症状をやわらげてくれます。
また、楽しく食事することも大切ですね。