性格と病気の関係

昨日からの寒波で、外には小雪が舞っています。こんなに寒いと心まで縮こまってしまいそうですね。そろそろポカポカ陽気の「小春日和」になってもらいたいものです。花粉症の方は大変だと思いますが・・・

さて、今日は「性格と病気の因果関係」を紹介したいと思います。アメリカで、医学部の学生を対象に追跡調査したデータだそうですが、性格によって病気になりやすい人と、なりにくい人がいるという話です。

実験の内容とは、学生の性格によって(A)(B)(C)と3つに分類し、30年後に病気との因果関係を調べる実験です。性格の分類は次のようなものです。

●(Aの学生)
注意深く、こまかいことを分析してから仕事をしたり行動判断をする
グループ

●(Bの学生)
頭がよく、即座に行動し、何事も明確に発言するグループ

●(Cの学生)
非常に頭がよく、何かをするのに時間をかけたりかけなかったりと、
気分が不安定・不規則なグループ

実験の結果、(A)と(B)の病気の発症率は25%前後とあまり違いませんでしたが、(C)は77%もの確率で病気になったそうです!しかもガンとか潰瘍が多かったとのこと。

ちなにみ(A)(B)(C)のグループで一番健康だったのは(B)だったそうです。さらに、心筋梗塞はひとりもいなかったとのこと。

(B)は行動的で積極的な性格の方です。このような性格の人は、病気になる確率がきわめて少ないと言えそうです。自己免疫とも関係しているんでしょうか?
(C)の気分屋タイプは、一般的に感情の起伏が激しく、怒りっぽい人が多いような気がします。そんなところが病気と密接に関連しているかもしれませんね。

しかし、性格を変えるのはなかなか難しい問題です。
ただ、性格の一部は環境、教育、経験で変化するといわれていますから、ストレスにならない程度に、趣味や地域活動などを通じて、積極的な行動や交際を心がけることも必要かもしれません。あせらずにゆっくり始めてみましょう。

やはり「人間万事、塞翁が馬」

数年前に話題になった、ソニーの「アイボ」って覚えていますか?
というより、今でもどんどん進化しているんですね!知らなかったのは私だけ?

この犬型ロボットの開発責任者だったのが土井利忠(ペンネーム天外伺朗)さんです。CDという世界的な技術を共同開発した方でもあります。

天外さんは、多くの人生経験の中から「ある法則」に気づいたそうです。それは、「運命にはなんらかの法則性がありそうだ」ということ。
タイトルの「運命の法則」という題名からすると、人によっては怪しげに感じるかもしれません。しかし、最先端技術で商品を開発してきた方の経験談だと聞くと、へ~、なるほど・・・と考えさせられます。本文の中から少し紹介すると・・・

「俗に、『運命に逆らうと、運命に見離される』ということがある。与えられた運命を従容として受け入れると、やがてツキが回ってくるが、それに逆らってジタバタあばれると泥沼にはまっていくことを指す。
本当は、運命があなたを見離すことは絶対に起きない、と私は考えている。運命は常に味方なのだ。だから、流れからはずれると、それを親切に教えてくれる。『運命の流れと違う方向に泳いでいるぞ』と、わざわざシグナルを発してくれるのだ。そのシグナルは、何とはなしの居心地の悪さや、不快感、さらには人生が何となくギクシャクしてくることで表現される。
一般的にいえば不運な状態だ。しかし、一見『不運』に見えることが、すべて流れからはずれているシグナルとは限らない。ときには、信じられないような『好運』が、とんでもない『不運』の衣をまとってやってくることがある。・・・」

この、とんでもない「不運」の衣をまとった、信じられない「好運」でCDを開発できたとして、その経緯が紹介されています。「人間万事、塞翁が馬」という故事もでてきますが、「人生で最も不幸な出来事と感じたことが、あとから振り返ると、最も好運な出来事だったということがあり得る」
みなさんも思い当たることがあるのでは?

さらに「強運はもっとも真剣に準備をした人のところに訪れる」との体験談話も。
ただ、この準備は、誰かに強制されたものでなく「内側からこみ上げてくる情熱にまかせ自分で発想し、自分でコントロールできる状態で準備して、はじめて好運につながる」らしいのです。
非科学的な話みたいですが、経験に基づいて書かれてありますので説得力があります。興味がある方は読んでみてください。

最近、遊んでいますか?

まだまだ寒い日が続いていますが、あと1週間ほどで3月ですね。
春はもうすぐです。暖かくなると家族そろっての行楽や友人との趣味、スポーツで汗を流す方も多いのではないでしょうか?
休みの時くらいは、おおいに遊んでください。

日本人は勤勉?なので「仕事第一!」という方には遊びというと、なんだか不真面目な印象を受ける方もいらっしゃるかもしれません。
遊び人として認められているのは「遠山の金さん」くらいでしょうか?(笑)
しかし、遊びは人間が生きていくうえで非常に大切なことだそうです。
こんな話が紹介されています。

『アメリカのある報告によると、難病にかかったある男性患者は「もう病院にいても治らない。むしろ窮屈なだけだ」といって自宅に帰り、自宅で昔のコメディー映画を観ることを日課とした。ベッドに寝ころんでそれを見て大きな声で笑って、毎日を楽しく過ごしているうちに、その治らないはずの難病が治ったという。
この例が一般的であるとは、必ずしもいえないであろう。しかし、楽しむ、笑う、遊ぶということが、いかに健康に必要であるかということが、今後ますます科学的に解明されてくるものと考えられる。

私は大まかに、心の病といものと遊びはまったく逆の現象だと考えている。
つまり、よく遊べる人は心も健康であるということだ。
すべてが必ずしもそれにあてはまるわけではないとしても、一般的にいうならば、よく遊べる人はより健康で、より人生をエンジョイし、このエンジョイしていることが、いろいろな心のストレスを防いでくれるのは間違いないことだと思う。

心と身体が喜ぶということは、ストレスに対して強い状態を築いていることだ。
人生をエンジョイできるということは、種々のストレス、さまざまな病気に打ち克つ力を充分に備えていることだといえるだろう。その意味で病気というものを防ぐ点で非常に大きな位置を占めている。
それに遊びは、仕事や勉強についてまわる余計なもの、付録のものでなく、生きるうえに不可欠な、重要なものなのである。』

確かに、健康的に遊んでいる人は生き生きとしています。
私の知人にも海釣りが趣味で、自称名人がいますが、その人いわく
「自分は趣味のために仕事をしている。趣味を極めていくと時間もお金もかかる。そのお金を稼ぐためには、一生懸命に仕事をしないといけない。だから、休みの時以外は仕事に集中してるんだ。」
ここまで徹底している方は、まれだと思いますが・・・

また、当サイトで紹介している医学博士の柿添先生も「人間は楽しむことで自己免疫が働いて病気になっても回復力が増してくる」という話もされていました。よく言われる話ですが、人生は1度限りですからどうせなら楽しい人生をおくりたいですね!

こんな経験はありませんか?

ccbc5b68.jpgシンクロニシティって言葉を聞いたことがありますか?
先日紹介した本田健さんの本によると「偶然と呼ぶには、あまりにもできすぎた偶然」のことだそうです。

たとえば、いつも乗る電車に乗り遅れたら偶然10年ぶりに友人と出会って、パーティーにさそわれたら将来結婚する女性に出会った・・・
また、たまたま入ったレストランで、隣にすわった人との縁でビジネスが思わぬ成功をしたなど・・・

みなさんも、このような『できすぎた偶然』の経験はありませんか?

成功者の人生には、このシンクロニシティがたくさん起こっているんだそうです。ちよっとした偶然を生かすことで、よりよい人生に変っていく。おもしろいことに、シンクロニシティは意識するとベストなタイミングで出会うべき人と出会うようになるのだそうです。ただ、人によってそれを感じない(チャンスにできない)ことだけらしいです。思い起こせば、私にも似たような経験があります。
しかし、ほとんどチャンスにできてないかも(笑)

「シンクロニシティを呼び込むコツは、『本当に好きなことをやって生きる』ことです。頭でいろいろ考えずに、直感に従って行動することです。
好きなことだけをやるというのは、どうも日本人には無責任に感じてしまいます。そんなワガママは許されないと、自己規制してしまいがちです。
でも、『好きなこと』をやっていると、いろいろないいことがあります。
好きなことをやると、人は元気になります。少々のカゼでも、好きなことをやると
いっぺんで治るという人もいるくらいです。いろいろなアイディアが泉のように次から次へと出てくるし、魅力的な人になれます。」

もしかしたら、シンクロニシティは単なる偶然ではなく必然かもしれませんね。
ちょっとした気づきを大切にして「すてきな偶然」で人生を楽しみたいですね!

生活にメリハリをつけていますか?

2月3日は節分でしたね。節分とは、立春の前日。もともと季節の節目のことです。
旧暦では立春を1年の始まりとしていたので、節分は大晦日にあたるそうです。昔は、新しい1年を迎える大切な日だったのです。

しかし立春とはいえ、まだまだ寒い日が続いていますね・・・
気持ちだけでも、新たな始まりとしてけじめをつけるいい機会かもしれません。

さて、けじめといえば毎日の生活のメリハリも重要なことです。
なぜなら、人間の体には自律神経という神経があって、これがホルモンの分泌や体の調節機能をおこなっているからです。自律神経には交感神経と副交感神経があって、交感神経は集中力を高めたり心拍数を上げたりして危険な状態を察知し、外的などから身を守るのに必要な役目をしています。

また副交感神経は胃液や唾液の分泌を高めたり、血管を拡張して手足を温かくし、脈を落ち着かせ楽な気分にするような働きがあります。
この副交感神経は睡眠との大きな関係があるそうです。心配ごとや不安があると、なかなか寝つけないことがありますよね?これは、交感神経が優位になっているからだそうです。人間は疲れると眠くなるのが普通です。それは寝ている間に体を修復しようとしているからです。これがスムーズにいかなくなると、「体がだるい」とか「疲れやすい」といった不調の原因になるのです。

しかし、自律神経はやっかいなことに自分の意思ではなかなかコントロールできません。ですから、なるべく眠りにつく前にはいろいろなことを考えないようにする・・・
しかし、これがまた難しい!(笑)
いっそのこと、開き直って「今晩は眠らない!」というのも効果的だそうです。
注意することは、激しい運動をしたりお酒を飲みすぎないこと。
床に横なって目を閉じるだけでも、あるていど疲れはとれます。

大切なのは、日頃からメリハリをつけた生活を心がけること。
それによって、自律神経が正常に働くようになるのだそうです。
仕事中や学習時は集中する。食事や余暇の時は心をリラックスする。
このようにけじめをつけた生活をこころがけることが健康維持には必要です。

さて、今週末は3連休の方も多いのではないでしょうか?
1日だけでも、なにもかも忘れてのんびり過ごしてはいかがですか?

幸せは気づくもの

突然ですが「今、幸せですか?」と聞かれたら何と答えますか?
人、それぞれ価値観が違いますから、幸せの条件はAさんにとってはお金かもしれませんし、Bさんにとっては地位や名誉を得ること。あるいは、子供に恵まれないC夫婦にとっては、赤ちゃんを授かることかもしれません。

かりにC夫婦には、お金も名誉もあるとすると、AさんはCさんを見て「幸せだろうなぁ~」と思うでしょう。でも、Cさん夫婦は満足な人生だとは思っていない・・・

人間には限りない欲望があります。ひとつ満たされたら次の欲がわいてくるのが人間です。その欲望があるから、どんどん進歩して便利な生活になるのも事実ですが・・・

しかし、過剰な欲求は決して幸せな人生を運んできてはくれません。
こんな話が書いてあります。

『幸せになれると思っていた目標も、いざ手に入れてみると、思ったほど幸せには感じないものです。目標達成中毒の人は、次の目標をすぐに立てることで自分を駆り立てます。次の目標がないから、幸せになれないのだと考えるからです。
そして、ついに目標を追い求める躍動感を幸せと勘違いしてしまいます。
しかし、そういう生き方をしていては、いつまでたっても幸せになれません。
幸せは、達成したり獲得できるものではないからです。幸せは日常生活の中で、ふと気づくものです。

私はいままで、世界的に成功している実業家、政治家、宗教家、ミュージシャンの人たちと会ってきましたが、幸せそうな人は、ごく一部でした。
誰かに、幸せですか?と聞かれて初めて、「そういえば、幸せですね。考えてもみませんでした」というタイプが、幸せな人生を生きている感じがします。
自分が幸せかどうかを考えずに、自分の好きなことに没頭している人、そういう人が幸せに最も近いのかもしれません。』

たしかに、何かに一生懸命に打ち込んでいる時は、アッという間に時が過ぎて行きます。それが幸せな時間を過ごしている時なのかもしれません。
肉体的には疲労していても、心の満足感は得ることができますからね。
あなたの幸せは何ですか?どんなときでしょう?