代謝が悪いと老廃物が溜まる!?

ストレスでからだの代謝が悪くなる

秋も深まり、そろそろ紅葉の季節。お天気がよい日は、紅葉狩りをかねてウォーキングなどはいかがでしょうか?

さて、健康を維持するためには、新陳代謝が大切。からだの中の役割を終えた古い細胞は、代謝によって体外へ排泄されなければなりません。しかし、何らかの原因で代謝が低下すると、排出を受け持つリンパ液の流れが悪くなります。


このため古い細胞が蓄積され、各組織がダメージを受けることで、本来の機能を低下させてしまうのです。

運動不足で筋力が低下していませんか?

リンパ液は筋肉が動くことで押し出されますが、運動不足で筋肉を動かすことが少ないと、リンパ管自体のリンパ液を押し出す力が弱くなるため、重力の影響を受けやすく、腰から足にかけてリンパ液が溜まりやすくなります。これが、むくみといわれる状態です。

また、筋肉を刺激しないと、からだに熱が発生しないので、常に体温が低くなり代謝が悪くなります。体温が1℃下がると、基礎代謝は約15%も下がるといわれ、同時に血液とリンパ液もスムーズに流れにくくなるのです。

自律神経の働きは重要!

自律神経は、交感神経と副交感神経という相反する2つの神経から成り立っています。

血管やリンパ管の壁には、自津神経の働きに左右される平滑筋があり、交感神経が優位になると収縮し、副交感神経が優位になると拡張します。このように、交感神経と副交感神経が交互に働くことで、血管やリンパ管は収縮と拡張を繰り返し代謝をスムーズにします。

しかし、過度のストレスが続くと、交感神経が優位の状態が長くなるため、自律神経の切り替えがうまくいかず、リンパ管の働きが低下し、代謝に悪影響を及ぼしてしまうのです。

からだに溜まった老廃物による悪影響は?

代謝が低下し、老廃物がからだに溜まっていくと、次のようなさまざまな症状を引き起こします。

肥満:太りやすい体質になる
むくみ:排出されるはずの水分がからだに溜まりやすくなる
便秘:老廃物が腸内に長く留まることで毒素が発生し、消化吸収機能が低下する
肌荒れ:老廃物が毛穴につまりやすくなる
老化や風邪:必要な栄養素が行きわたらないため、細胞の老化や感染症にかかりやすくなる

リンパ液を滞らせない生活習慣を

手足を大きく動かしながらのウォーキングや、階段の上り下りでリンパ管の刺激を。

食事は塩分を控え「カリウム、タンパク質、ビタミンB1」などを摂取しましょう。また、水分補給は排尿などにより老廃物をからだの外に出すために大切で、1日の目安は成人で1.5ℓから2ℓといわれています。

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