医学博士の柿添先生のお話を紹介します。
「私が治療にあたり重きを置いていることがあります。それが『言葉による治療』です。診断や手術、投薬だけが医者の役割ではありません。患者さんとの対話によって、患者さんにかかるストレスを軽減しガンと闘おうとする意志力を高めることができれば、免疫力を向上させる大きな要因になります。これは『精神免疫学』という学問にもなっているくらいですが、つまりは心のもちようだということです。
プラス思考は、脳内でベータエンドルフィンというホルモンの分泌を促進し、免疫機構を活性化させます。逆に、マイナス思考によってアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されると、活性酸素が発生して免疫力を下げる原因になります。ですから、患者さんには何かとプラス思考で病気と向き合ってもらうように、『言葉による治療』『心のケア』を私の医療行為の基本としているのです。」
なるほど・・・病院の先生に言われると説得力がありますね