まずは「楽天思考」から始めましょう 

「楽天」といっても、今話題の三木谷さんの話ではありませんので念のため(笑)
さて、「プラス思考」が脳に好影響をあたえ、結果として物事が良い方向に進むということはお話しました。
「それじゃあ」と、いきなり「小さなことでめげるな!!」「もっとがんばれ!!」
ばかりでは、いつも強いストレス状況になり肝心の心がプレッシャーに負けてしまいます。特に中高年の方には、このような強いプレッシャーは逆効果になるようです。

「行き過ぎた積極思考には、必ず心理的代償がともない私たちの体に大きなダメージを与えています。
強度のストレスや不安、心配という心的状態にある人間はガンにかかりやすいことがわかっています。あるいは病気にかかりやすいと言い換えてもよいでしょう。このような心的状態で病気にかかった場合は回復力が弱いことも知られています。それは明らかに、インターロイチン-2という免疫ホルモンの産生が低下しているからです。」

また大脳が思考するためのエネルギーはタンパク質のアミノ酸を使っていますが、不安や心配、強いストレス下では分解物がストレスホルモンになります。
これが原因で高血糖状態が続き、糖尿病を誘発したり、タンパク質を侵食して筋肉をむしばみ皮膚の老化を早めていくんだそうです。このように、強度のストレスは心身ともに大敵です。

では、なるべくストレスをためない考え方とは?それが「楽天思考」なのです。

「『なんとかなる』と楽天的に物事をとらえ、常に肯定的な思考をしていると、人生は自ずと開けてきます。人間の脳には、考えたことをそのまま実現していくというしくみがあるからです。

法則1 自分に起きることは、どんなことでも自分にプラスになること

法則2 自分に解決できないことは、自分には起きない

法則3 自分に起きた問題の解決策は、途方もない方角からやってくる
     (だから決してめげてはいけない)

楽天思考が積極思考と大きく異なる点は、免疫力のたくわえをどんどん増しツキを呼ぶ気分や体質をつくりあげていくことです。
心に思い描いた目的や望み、あこがれを実に楽々と楽しみながら、しかし確実に現実のものとするパワーをもっています。楽天思考とは、あくまで自分が『本当に望んでいること』を中心にしているので、心地よいリラックスと集中の状態でいられます。そして、いつの間にかツキが舞い込んできて物事が成就するのです。」

何事も”過ぎたるは及ばざるがごとし”適度なストレスは良い刺激になりますが、強度のプレッシャーは自分自身を苦しめるだけのようです。心も除々に訓練していく必要がありそうですね。
まずは、楽天的な考え方を習慣づけすることから始めてみてはいかがでしょう。

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