夢(目標)は大きいに越したことはありません。
しかし、いきなり大きなことにチャレンジしても、想像以上のカベにぶつかって意欲減退、三日坊主ということになりかねません。
ハーバード大学の心理学者が行った、ある実験を紹介します。
輪投げを、標的に向かって一人あたり五回投げてもらいます。標的までの距離は、輪投げをする人が各自、自由に決めます。この結果、もっとも意欲的に輪投げをしたのは、入る可能性が五回のうち三回入る距離に挑戦した時だったそうです。それよりも距離が長くなっても、短くなっても意欲が低くなったそうです。
つまり人間は、自分が最高の努力をして、なんとかやりとげられるレベルが最高に意欲を生み出す条件らしいのです。やさしすぎても、難しすぎてもいけない・・・・何事も継続するには、まず「やる気」(意欲)が必要です。
最近はモチベーション(動機付け)という言葉をよく聞きますが、モチベーションを上げるためにも、この「なんとかやりとげられるレベル」がベストな目標設定でしょう。
各人、千差万別ですので人によってそのレベルは違って当然。
他人と比較しないで、自分のレベルで目標をクリアしていくことが大事です。
機会があれば、自分の目標設定を見直してみることも必要かもしれませんね。
ひとつの目標を達成したら次の目標へ。そうやって階段をのぼるようにステッアップしていくコツをつかんだら、意欲を失うことなく着実に夢に近づくかもしれませんよ。