自分の好きなところをさがしましょう 

そろそろ梅雨の季節ですね。「あ~うっとうしい・・・」という方も多いでしょうが、私は小学生の頃に渇水を経験したことが今だに忘れられません。バケツをいくつも持って給水車に並んだりしてましたから・・・
だからこの時期に雨が少ないと、とっても不安になります。考えても仕方ないんですけどね(笑)みなさんはいかかがですか?

さて、前回「他人の目を気にしすぎること」は心や身体によくないという話を紹介しました。今回はそれに関連して「自分を愛すること」の必要性です。

斎藤茂太さんの本にこんな一節があります。
「何より私のいいところは、クヨクヨ悩まないことだ。
精神科という医者の立場上、心を病んでいる人とさまざまな話をする機会が多いが、概して彼らは頭がよすぎるようだ。ふつうの人には考えられないようなことまで予想して悩んでしまうのである。偏差値に始まり、ともすれば人をランクづけすることが多い世の中だ。広い世の中には優秀な人も多いから、こうしたランクづけで常に上位を占めるのはむずかしい。

そうしたことから自己否定になり、ついにはうつ状態に落ち込んでしまった患者さんもいる。そういう方に接していると、しばしば、『もっと自分を愛しなさい』と肩をポンとたたきたくなる。自分で自分を評価できなくて、どうして長い人生を生きていかれるだろうか。自分は自分自身の最大の味方であり、最高の評価をする人間でありたい。

熱帯雨林の樹木は、木質に締まりがなく、木材としての評価は低い。
気温が高く、多雨である熱帯は、植物にとっては最高に育ちやすい条件に恵まれすぎているためだ。反対に、陽光に恵まれず、厳しい寒さにさらされて育つ北国の樹木は木質が締まり、良質の木材になる。人間もそれと同じではないだろうか。
トラブルに遭遇したら、『これを乗り越えれば、自分は一段スキルアップできる。人間的にも一段ステップアップするチャンスなのだ』と前向きに考えよう。常に前を向いていれば、前途のかすかな光明も大きくとらえることができるものだ。」

十人十色といいますが、人さまざまですから人と自分を比べないことですね。
自分のよいところを自分で認めることが必要みたいです。
それが充実した生活をおくる秘訣かもしれません。

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