ごぞんじの方も多いと思いますが、先日サルモネラ菌が原因で小学校4年生の女の子が亡くなったとのニュースがありましたね。
食中毒患者は年間に3~4万人も発生しているとのこと。
この時期は食中毒になる危険性が高く、食生活にはじゅうぶんな注意が必要です。免疫力が弱いお子さんやお年寄りの方は特に気をつけてください。
腹痛というと、まずこのような「食中毒」がすぐ頭に浮かびますが、実は次のような他の病気の可能性もあるそうです。
● 急な腹痛がして全身がだるく、おう吐や頭痛がするとき
→劇症肝炎の疑い。
● 激しい痛みが右よりのみぞおちから肩や背中に走るとき
→胆石症、胆のう炎、胆管炎の疑い。
● 急な腹痛とはき気があり、便やガスがでないとき
→腸閉塞の疑い。
● みぞうちあたりが、しめつけられるように痛むとき
→心筋梗塞または狭心症の疑い。
● ヘソのあたりが急激に痛み、下痢をするとき
→腸炎の疑い。
● 下腹部の痛みで下痢や発熱、下血があるとき
→潰瘍性大腸炎または赤痢などの伝染病の疑い。
● 食後に急激な腹痛がして、おなかがはれたようにはっているとき
→急性腹膜炎の疑い。
● 上腹部が重苦しく熱があり体がだるいとき
→肝硬変、胆のう炎の疑い。
● わき腹が痛み、発熱して尿が白くにごるとき
→腎炎の疑い。
● 下腹部が痛み、ひんぱんに尿が出るとき
→ぼうこう炎の疑い。
他にもいろいろあるそうですが、急激な腹痛のときは胃薬などにたよらず、病院へ急ぎましょう。