夏は「心」がみだれやすい

東洋医学では、夏はもっともがみだれる時期だとされています。

この「心(しん)」は、こころ(気持ち)のことではなく、心臓や血液循環器系、小腸などをさします。

夏は気温が高いために、からだがオーバーヒートしやすい状態に。これをしずめるためには、苦味があるものを食べることがよいといわれています。

苦味がある食べ物には、強心、消炎、止血、解熱、鎮痛作用があり、働きすぎで疲れた「心」を、正常に戻してくれるためだとか。
便秘の予防や改善にもよいそうですよ。

苦味の食材には、次のようなものがあります。

・ごぼう
・ゴーヤー(苦瓜)
・魚の内臓
・緑茶や紅茶
・ビール
・コーヒーなど

しかし、とりすぎはよくありません。
特に冷え性や胃腸が弱い方は、苦味の食材を食べすぎると、からだを冷やしすぎるので注意しましょう。

また、室内にいることが多く、冷房でからだの外から冷やされる状態が続くときには、辛味のある食材を薬味としてたっぷりとることがオススメです。

たとえば「しょうが」「ニラ」「ネギ」「七味唐辛子」「大葉」などは、胃腸を温めてくれる作用があります。

夏はどうしても、冷たいそうめんや、冷麦などを食べる機会が多くなりますが、そんなときは忘れずに薬味を入れるようにしてくださいね!

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