先日、巨人軍の木村コーチがくも膜下出血で亡くなりました。
まだ37歳だったとか…
くも膜下出血は、脳卒中の一種ですが、高齢の方より働き盛りの
20代後半から40代に多いといわれています。
この年齢は中間管理職という立場の方も多いので、過剰なストレスも
原因のひとつかもしれませんね。
くも膜下出血の特徴は「数日激しい頭痛が続くこと」だそうです。
このように頭痛の症状によっては、心配ないものと注意が必要なもの
があるそうですから、下の表を参考にしてください。
■ 心配のない頭痛 次のようなものは、本人の不快感を別にすれば、頭痛の約8割は心配のないものであるといわれています。 |
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筋緊張性頭痛 | ||||||||||
特徴 | ||||||||||
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原因 | ||||||||||
天候、精神的なストレス ( 緊張、過労、人間関係、不眠など ) などによる筋肉の緊張・収縮。 | ||||||||||
予防・解消法 | ||||||||||
入浴、マッサージなどをして筋肉をほぐす。 | ||||||||||
偏頭痛 | ||||||||||
特徴 | ||||||||||
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原因 | ||||||||||
脳内の血管の過度な拡張。 疲労、不眠、ストレス、環境の変化。アルコール、コーヒー、チョコレートなどの摂り過ぎが原因となることもある。 |
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予防・解消法 | ||||||||||
十分な睡眠をとる。 | ||||||||||
群発性頭痛 | ||||||||||
特徴 | ||||||||||
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原因 | ||||||||||
過労、ストレス、飲酒、喫煙。 特定の食べ物で誘発されることもある。 |
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予防・解消法 | ||||||||||
禁煙 | ||||||||||
頚性頭痛 | ||||||||||
特徴 | ||||||||||
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原因 | ||||||||||
椎間板ヘルニアなどで、首や背中の骨の構造の異常が起こり、脊髄や脊髄から出ている神経が圧迫されて起こる。 | ||||||||||
予防・解消法 | ||||||||||
温めて血行を良くする。 |
■ 注意が必要な頭痛 緊急の治療を要する頭痛は、たいていが重い病気の症状として現れます。頭痛以外にも病気らしい症状を伴うことが多いようです。 |
くも膜下出血 |
脳卒中の一種。脳を覆う3種類の膜-「 硬膜 」 「 くも膜 」 「 軟膜 」-のうち、くも膜に沿って走る血管が破れて出血する。血圧の影響が強く、高血圧の人は要注意。 |
特徴 |
バットで頭を殴られたような激しい痛みが突然起こる。数日から数週間続く。 |
症状 |
吐き気、嘔吐 |
脳出血 |
脳の動脈の一部が破れ、脳のなかに血液があふれ出る。 あふれ出た血液が固まって塊ができ、脳が圧迫されたり破壊されたりして脳の働きが障害される。 |
特徴 |
突然頭痛が始まり、徐々に強くなる。 |
症状 |
吐き気、嘔吐、意識低下、運動麻痺、感覚障害、言語障害 |
脳腫瘍 |
脳に腫瘍(突然変異した細胞の塊)が発生し、そのため、脳の周囲の膜や血管が引っ張られて痛みが起こる。 |
特徴 |
慢性的な頭痛で、しだいに激しくなる。せきをしたり、力んだとき、朝方に特に痛む。 |
症状 |
嘔吐、目のかすみ、視力低下、けいれん発作、軽い麻痺、異常行動 |
硬膜下血腫 |
頭をぶつけて硬膜の静脈が切れて出血し、硬膜の下に少しずつ血液がたまる。たまった血液量が少ないうちは、気が付かないが、だんだん痛みが強くなる。 |
特徴 |
高齢者に多い。頭を打ったり、頭にけがをしたあと、数週間から数ヶ月たってから、頭痛を感じる。 |
症状 |
ボケ、手足の運動麻痺、尿失禁 |
髄膜炎 |
主に細菌やウイルスに感染することによって、脳のくも膜と軟膜に炎症が起こる。 |
特徴 |
だんだん痛みがひどくなる。 |
症状 |
発熱、かぜの症状、吐き気、嘔吐、意識の低下、けいれん |
緑内障 |
眼球内部の圧力が異常に高くなり、視神経が障害されて、しだいに視力が低下する。治療をしないと失明する恐れもある。 |
特徴 |
前頭部が激しく痛み、数日間続く。 |
症状 |
目の奥の痛み、視力低下、電球の周りに虹がみえる吐き気、嘔吐 |
次のような場合は、早めに医師の診断を受けましょう! | |
・ | 頭痛薬で痛みが治まらない |
・ | 入浴や睡眠などでリラックスしても変化がない |
・ | 吐き気や手足のしびれなど、頭痛以外の症状を伴う |
・ | 肥満、高血圧、糖尿病など病気をもっている |
日本成人病予防協会資料参照