紫外線といえば、肌のことばかりが気になりますが、目にとっても有害なのです。
紫外線に長時間目をさらしていると、角膜に急性の炎症が起きることがあり、8~24時間後に痛みや異物感が起きて、白目が充血します。
治療には角膜上皮を再生させる目薬や、抗生物質が使われ、一般的には数日で改善してきますが、目の奥の網膜にも障害を与えます。
目を守るためには、外出時にサングラスを忘れないようにしましょう。
サングラスは、色が濃いものがよいというのではなく、きちんとUVカット対策されているものを着用することが必要です。
紫外線カットの効果がないサングラスは、まぶしさが和らぐ分だけ瞳孔が広く開き、紫外線を大量に浴びてしまうことになるので、逆効果になります。
選ぶ時には、販売店の方に紫外線効果があるかを確かめましょう。
また、サングラスの形も紫外線対策には重要です。
面積の狭すぎるレンズや、レンズと顔の間の隙間が空きすぎる形状は、光の防御効果が低く、紫外線が目に侵入しやすくなります。
ですので、目の全体が覆われる幅の広い物で、顔の形に合った物を選ぶこと。
外出するときは、紫外線の多い時間帯を避けたり、日陰を歩くように工夫することも大切ですよ。