先日、会社に健康診断の案内がきていました。こういうお知らせがないと、なかなか行く機会を逃してしまいますね。
ところで、厚生労働省が発表した2009年の統計によると、死因の1位は悪性新生物で約34万人。これは全死亡の30%にもなるそうです。正確には、男性が33.9%で女性は25.9%と男性が若干多めです。
ちなみに男性の場合、2位の心疾患が約8万5千人ですから、その差は2倍以上と驚きの数字です。
悪性新生物とは、一般的にはがんといわれていますが、悪性リンパ腫、白血病などの血液のがんや骨肉腫、筋肉腫なども指します。
これを男女別、部位ごとに表わしたものが次の表です。
男性の場合
順位 | 部位 | 死亡数(人) |
1 | 気管、気管支および肺 | 49,035 |
2 | 胃 | 32,776 |
3 | 大腸 | 22,762 |
4 | 肝および肝内胆管 | 21,637 |
5 | 膵臓 | 14,094 |
6 | 前立腺 | 10,036 |
7 | 食道 | 9,908 |
8 | 胆のう | 8,598 |
9 | 悪性リンパ腫 | 5,582 |
女性の場合
順位 | 部位 | 死亡数(人) |
1 | 大腸 | 19,672 |
2 | 気管、気管支および肺 | 18,548 |
3 | 胃 | 17,241 |
4 | 膵臓 | 12,697 |
5 | 乳房 | 11,918 |
6 | 肝および肝内胆管 | 11,088 |
7 | 胆のう | 9,001 |
8 | 子宮 | 5,524 |
9 | 卵巣 | 4,603 |
男女特有の症状もありますが、1位~3位までは入れ替わっているだけです。
男性1位の気管や肺に関しては、喫煙との関連があるのでしょうか?
今や、亡くなった方の3人にひとりが、がんという時代。
定期健診や生活習慣の改善で、早期発見、早い処置を心がけたいですね。